5.昨今のZ級サメ映画事情(『MEG ザ・モンスター』感想)

5.昨今のZ級サメ映画事情(『MEG ザ・モンスター』感想)

今日は『MEG ザ・モンスター』という映画を観てきました。

知ってる人も多いと思いますが、かつて地球に生息していたと言われる巨大なサメ「メガロドン」の映画ですね。

 

実はサメ映画って今流行っているんです。

いや、世間一般的には馴染みはないと思うのですが、映画ファンの中ではマニアが確実に増えていて、サメを題材とした映画が人知れず数多く制作されています。

それこそ最初は『ジョーズ』みたいな、サメの恐怖を純粋に描いたド真面目な映画が撮られていたわけですが、いつしかサメの頭脳を人間レベルにしてみたり、サメを竜巻で飛ばさせてみたり、サメの頭を二つにしてみたり、巨大なタコと戦わせてみたり、サメを幽霊(!)にしてみたり、ゾンビ(!)にしてみたりと、とにかくやりたい放題。

これらはいわゆる「Z級映画」、つまり超駄作なんだけどその駄作具合が最高に面白い!という一周回った褒め言葉が掛けられる映画達なのです。

 

とかなんとか、やたら詳し気に語りましたが、実はぼくはそんなにサメ映画って観たことないんです。

だって、数が多過ぎるんだもの(笑)。

マニアにはたまらない素材が膨大にあるわけですが、ぼくはそこまで暇じゃないので(失礼)、Z級映画ばかりは観られない。

趣味が「映画鑑賞」だけだったらまた違ったんでしょうけれどもね。

 

かくいうぼくも『エイリアンVSアバター』っていう超Z級映画を観たこともあるのですが、まあその話はまたいつか。

 

そんなZ級映画界を賑わせているサメ映画なわけですが、今回の『MEG ザ・モンスター』は恐らくそれらとは毛色の違った、独特な立ち位置の映画になっているような気がします。

というのも、サメ映画ってもはや笑いを取りに行ってると言っても過言ではないと思うんです。

サメ映画 = Z級映画(笑える)

という図式が成り立っている。

いかに面白いアイディアを思い付き、いかに面白く見せることができるか、という世界。

 

そんな「サメ映画」に、かの有名な超一流アクション俳優のジェイソン・ステイサムさんが出るというのだから驚きです。

 

「誰?」

という人のために軽く解説すると、『エクスペンダブルズ』シリーズで、『ロッキー』『ランボー』などで有名なシルヴェスタ・スタローンおじさんや、『ターミネーター』でターミネーターを演じたシュワちゃんことアーノルド・シュワルツェネッガーおじさんや、『ダイ・ハード』『アルマゲドン』などで知られるブルース・ウィリスおじさん達と共演した人です。

 

なに?

余計わからない?

 

要するに、ジャッキー・チェンみたいに銃無しでも戦える格闘おじさんです(しかも銃も強い)。

 

そんなA級(?)俳優と、サメというZ級題材が合わさった、実に奇妙な映画なのですね。

これは一体どんな科学反応を見せるのか最高に気になるところだぜ!というのが、映画ファンの大方の見方だったのではないでしょうか。

 

してぼくはどんな風に感じたかというと、A級とZ級が合わさって、丁度真ん中辺りのM級映画だったかな?という印象です。

最高でもなければ、最低でもない。

つまらないわけでもないけれど、特別面白いわけでもない。

いや、それなりにぼくは楽しみましたけれども、多分一般大衆的には「微妙だったね」と言われる映画だろうなーと感じました。

 

よくよく練り込まれた脚本があるわけでもなければ、サメが空飛んだり頭二つだったりゾンビになったりというぶっ飛んだ設定も特にない。

ジェイソン・ステイサムおじさんが海の中でサメと格闘アクション起こすくらいやってくれないと、わかりやすくZ級にはならないのよね。

 

わりと真面目で、でもちょっと可笑しくて、良い映画風だけれど、やっぱりどこかサメ映画っぽくもあったりで、なんともどっちつかずな映画のような気がしました。

感動超大作的か、おバカに振り切れるかしてほしかったですねー。

 

そして個人的には後者が見たかった(笑)。

 

まあ潜水艇でズシャーーーーってやるのはちょっとおバカっぽくて面白かったけれど、あれでは全然まだまだ足りない。

例えばステイサムが食べられそうになったところを下顎と上顎を支えてなんとか堪え、そのままサメが口を閉じてステイサムがパチンコのごとくバチーンって飛ばされるくらいやってくれないと爆笑は起こらない。

みたいな。

 

あるいはチェーンソー持ったまま食べられて、内側からサメを殺すとかね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、それはもうやってるか。

 

 

 

しかしながら、この記事を書くにあたって少しだけサメ映画について勉強してみたのですが、ちょっと興味が湧いてきてしまいました。

 

いかんいかん。

 

しかし

 

ああ

 

いや

 

ダメだダメだ。

この沼は深いぞ絶対。

ハリー・ポッターシリーズを今から追い掛けるよりも深いぞ。

 

というわけで、『MEG ザ・モンスター』を観るかはさておき、Z級サメ映画というものが一体どんなもんなのか、今サメ映画界がどんなことになっちゃってるのか気になる人は、何か一つでも観てみてはいかがでしょうか。

ぼくも新たに一本くらい観てみようかな。

 

気が向いたら。