『HANA-BI』の感想(邦画を観ないぼくが観る邦画)

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1998 HANA-BI

海外で賞を得るということ

邦画を観ないぼくですが、興味を持つ邦画もあります。

それは、海外で評価された邦画です。

 

というと「しょせんミーハーか」と思われると思いますが、んーまあそうですね(笑)。

否定はしません。

結局何かで評価されたものに興味を抱いてしまうのは事実であります。

 

ただ、日本の賞レースならばいざ知らず、海外で何かしらの賞を得るということは、それだけ意味があることになります。

また、海外で賞を得るということは、単純な映画ではないということの裏づけでもあります。

 

例えば有名な賞レースといえば『アカデミー賞』ですが、アカデミー賞で選ばれるような映画は、大体が大衆受けするものではありません。

そのほとんどは芸術性が高められていて、多くの人の理解を得られない作品であることが多いです(もちろん例外もありますが)。

 

それは絵画なども一緒ですよね。

1億円するような絵というのは、総じて一般人には理解のできないものです。

 

映画も同じような面があって、大衆向けの映画は大衆受けするという役割がある一方で、人によっては全く理解できない芸術性の高い映画がある。

そして、何かしらの賞を得る映画というのは、その芸術性の高い映画であることが多い、ということです。

 

ぼくも昔はそういう映画が非常に苦手で、評価される意味がわからないと感じる映画がほとんどだったんですが、最近は「なるほどなー」と思うことが多くなりました。

ぼくも少しは玄人よりになったということでしょうか(どうだろう

 

と、なんだか前振りが長くなってしまいましたが、邦画であろうと洋画であろうと、海外で賞を取ったものには何かしらの芸術性を感じるであろうという先入観から、興味の湧かない邦画でも「観ようかな」という気になることがある、というわけです。

 

今回はビートたけし監督による『HANA-BI』を観ました。

 

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『HANA-BI』の感想

結論から言うと、うん、まさに芸術系

予想通りでした。

理解できない人は、心底理解できないでしょう(事実評価は二分しているようでした)。

 

というと

「ま、おれは理解できたけどな!すげーだろ!」

と聞こえるかもしれませんが、そういうわけではなく、ぼくも正直よくわからない部分が多いです(笑)。

 

特筆すべき点は、極端にセリフが少ないことでしょう。

映像や絵で見せるシーンが多く、主役のビートたけしなんかは特にセリフが少ないかな。

周りの脇役はぼそぼそ喋ってるんだけど、とにかく会話に印象がない。

 

映像の時系列もバラバラです。

あっち行ったりこっち行ったり。

じゃああれはあの事件の前に起こったのかな?ん?あれ?となるときも多かったです。

 

たけし監督自ら描いた絵も多数映ります。

無言で映ります。

その絵が何を言わんとしているのかは見ている人に委ねられます。

 

とにかく抽象度が高くてめちゃむずい。

 

ただ、まあ『HANA-BI』ということで、花火なんだなー。

そのことだけはなんとなく理解できました。

およそ全うではないんだけれども、たけし(敬称略)に格好良さを感じる映画でもある。

 

こんな人にはオススメできない

注意点は、確か小学生のときからどこかしらで聞いていた話なのですが、ビートたけしの映画は暗いだのグロいだの暴力的だのと聞いていました。

ぼくは彼の映画は『菊次郎の夏』も観たことがあるのですが、菊次郎はそういう映画ではないですよね(なくもないけど)。

 

で、この『HANA-BI』は、まさにその噂通りの映画という感じでした。

主人公は元警察で、ヤクザと係わり合いになるシーンが多いのですが、銃は撃つわ血は飛び散るわ人は死ぬわで、雰囲気もやたら暗い。

これは噂を聞いていた小学生のときに観ていたら、軽くトラウマになっていたことでしょう。

だから、そういう映画が苦手な人は注意が必要です。

 

でも、何か芸術性を感じる映画であることも間違いない。

賞を与えた人に合わせるわけではないけれど、世界がたけしを認めるきっかけになった映画の1つであることは頷ける。

 

物悲しくて、儚げで、気分が沈む人も少なくないと思うけれど、それと同時に「観て良かった」と思える人も決して少なくないんじゃないかな。

絶対大衆向けじゃないけど、こういう映画もたまにはどうでしょうか?と言える一本、って感じかな?

 



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