『ダンケルク』の楽しみ方(推奨)

『ダンケルク』の楽しみ方(推奨)

2017 Dunkirk

『ダンケルク』をIMAXで観るに至るまで

ダンケルク。

クリストファー・ノーラン監督の映画といえばやっぱりIMAXだよね!と、映画好きなら誰もが思うことですが、ぼくがよく行く映画館群には残念ながらIMAXがございません。

というか、ぼくが住む宮城県には仙台の街中の『TOHOシネマズ』にしかない(もっと言うと、東北で唯一のIMAXシアターだ!)。

 

ぼくの住まいはさほど近辺ではありませんから、わざわざ街中まで出向いて、わざわざ高い駐車場代払い、わざわざ料金の高いIMAXで観ようと思う映画はなかなかありません。

だからあんまり行かない映画館なのです。

 

だけれども、云億円するIMAXカメラを駆使し、CGに極力頼らない完全無欠の実写派映画監督クリストファー・ノーランさんの新作映画となれば当然、話は別です。

 

とか言って、正直言うと、少しでも安く観ようと「TOHOシネマズのメンズデーは何曜日だったかな?」と公式ページを確認してしまいました。

そしてメンズデーがないという事実に驚愕してしまった。

これがちょっと悔しい。

 

思えば同監督による『ダークナイトライジング』が公開されたときは、まだ宮城、もとい東北にIMAXはございませんでしたから、映画の公開日にわざわざ新幹線で東京まで行ってIMAXで観たものです。

そこには行き帰りの新幹線代と、サービスデーなんか一切気にしないほどの確かなワクワク感があったのでした。

 

そんなぼくが、ノーラン映画を最高の状態で観るためにかつて2万円をかけたぼくが

「TOHOシネマズのメンズデーは何曜日だったかな?」

だなんて。

 

恥を知れ、恥を。

 

そんなような思いを抱くとともに、ノーラン監督に多大なる敬意を表す気持ちを込めて、通常料金+IMAX代をポンと出しましたよ。

今更ポンもクソもないですがね。

がはは。

 

いや、その分のお金ってちゃんと製作者に届くのかな?

 

まあいいか。

深いことは気にしないことにしましょう。

 

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『ダンケルク』ってこんな映画

ご存知のとおり、この映画は戦争が舞台になっています。

第二次世界大戦で本当にあった救出作戦、通称『ダイナモ作戦』が題材です。

 

そう、救出作戦。

一般的(と言ったら語弊があるかもしれませんが)の戦争映画って、どちらかというと史実通り、忠実に描かれることに注力されており、そこで見るのは「これが戦争だ!」という強いメッセージ性であることがほとんどです。

「辛いよね」「怖いよね」「無意味だよね」「残酷だよね」

あるいは

「そんな中にもこんな良い人がいたんだ」「更にこんなに辛い思いをした人がいたんだ」

というようなものです。

 

でもこの『ダンケルク』はそういう映画とベクトルが違う。

むしろ、そういう観方をするとつまんない映画でもあります。

 

だからぼくは、映画のレビューサイトなどであまり評判が良くない理由はそこにあるのでは?と勝手に踏んでいます。

 

『ダンケルク』の楽しみ方(推奨)

どういうことかというと、ダンケルクは完全に体験ベースで作られているんです。

ノーラン監督も何かのインタビューで

「私は今回の映画を『ゴーグルなしのVR』と呼んでいる」

と語っています。

そのことからもわかるとおり、監督はぼくら鑑賞者に、本当の意味で戦争を体験させたかったんだと思います。

 

レビューを読んでみると

「内容がない」「説明不足」「中途半端」

などのような言葉が多いように感じました。

 

それは監督が鑑賞者に、今作の主人公となるイギリス兵になりきってもらうために、一般イギリス兵が知りうる内容だけで勝負したかったんだと思いました。

つまり、イギリス本土でお偉いさんがあれこれ議論していることなんて、戦地にいる兵は到底知る由もないわけです。

 

「おれらどうなっちゃうのよ」

という強い不安感だけが募り、我先にとみんな必死になって生き延びようとする。

 

もちろんそれだけだと映画が成り立たないし、ドラマがない。

それで船での話とか、上空での戦闘とかも描いたんだと思いますが、描きたい内容を考えるとそこが少し蛇足的と言えば確かに少し蛇足的かな?と思う面も正直あります。

それで少し楽しみ方に混乱する人も出てくるのかもしれません。

 

ただ、監督の「ゴーグルなしのVR」という言葉、描きたかったこと、見せたかったことを考えて観ると、評価がガラッと変わる人は少なくないでしょう。

 

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『トミー』とは

ちなみに主人公の名前は「トミー」ですが、これはイギリス軍兵士を表す俗語です。

「登場人物にキャラクター性がない」

というような言葉もどこかで見ましたが、それもそのはず。

監督はぼくらにイギリス兵になりきってほしいんですから。

そのことが、主人公の名前からもわかります。

 

むしろ実在する誰かを思わせてはダメなのです。

 

敵であるドイツ兵も一切映りません。

あ、最後にチラッと映るか。

 

でもその相手が見えない感じも、戦地の兵視点で描かれているからこそなのだとぼくは解釈しています。

 

『ダンケルク』のまとめ

さて、いろいろあれこれ書きましたが、要約すると

「観に行くんじゃない、体験しに行くんだ!

ということでしょうか。

 

決して戦争を観に行っちゃいけないよ。

それはもう『戦場のピアニスト』とか『シンドラーのリスト』とか『プライベート・ライアン』とか『プラトーン』とか観ればいいんだから。

それらとは楽しみ方のベクトルが違うわけであり、それでいうとやっぱり映画館で観ておきたいよね!ということになる。

 

いや、可能であればIMAXで観てみることを強くオススメします!

 

ノーラン監督のこだわりの映像を最高のシアターでぜひに!

 

よりリアルに体験するために!

 

ぼくももう一回観に行きます!

 

あ間違った!

 

もう一回体験しに行きます!

 

通常の映画館でだけど!(爆)

 

ではでは!

 

あっした!

 

ノシ!

 

完!