兄からにっぽんの電話がありました。
2020/05/21
仕事で休憩に入ると、二番目の兄から着信があるようでした。
ぼくはとても不思議に思いました。
だって、何か連絡があるならラインで良いではないか。
なんならラインの無料通話だってあるじゃないか。
なのに、純粋な着信。
はて?
一体何かあったのかしら。
と思い、折り返して電話をするも出ない。
まあいいか。
何か用があるなら後でまた連絡してくるだろう。
へいらっしゃいらっしゃい!
安いよ安いよー!
……。
ふー。
仕事が終わるとまた兄から着信があるようでした。
んー。
なんだろう。
ラインでいいじゃん。
わざわざまたかけるなんて。
などと考えていると、ふとあることが過ぎりました。
まさか。
いやいやいや。
いやでもまさか。
何か悪いことでもあった?
だって良いことだったらラインでいいし、悪いことだったら確かに電話するような気がする。
まさか、なんかあった?
誰かなんかあった?
家族?
友人?
わりと本気でそんなことを考えながら帰り支度し、自分の車に乗り、また恐る恐る電話を掛けなおしてみると、出た。
凄い眠そうな声だった。
というか寝てたんだと思う。
「おー」
おーどうしたの?(ビクビク)
「おー4月30日空けといて」
!?
いいけど、なんで?
「コンサートのチケット取れたからさ」
!?
いいけど、なんの?
「んーFF」
!?
おおおおおおおお!!!!
訃報かと思ったら、まさかの吉報だった。
リアルに「おおおおおおおお!!!!」って言いました。
たまたま見てたテレビでCMだかが流れて、すぐに調べて、勢いで取ったらしい。
で、FF好きのぼくを誘ってくれたのでした。
しかも、お金はいらないと言う。
「たまにはね」
我ながら良い兄を持ったものである。
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FFⅦということで、かの有名なクラウドが主人公のシリーズですね。
ぼくと二番目の兄がよくプレイしてて、特に兄はめちゃくちゃやり込んでいました。
凄いやり込んでました。
ぼくも凄く好きで、一緒にアツく語っていたものでしたから、CMで流れて即座に反応して、ぼくのことを思い出してくれたようでした。
考えてみたらぼく、こういうオーケストラのコンサート初めてかもしれません。
それがFFのっていうんですから、いけない、リアルに泣くかもしれない(爆)。
兄の前では泣きたくないなー。
完