『バットマン アーカム・アサイラム』をやり終えた上での評価感想
2020/11/01
「『バットマン アーカム・アサイラム』のとりあえずの感想」という記事を以前書きましたが、これはプレイし始めたばかりのときの感想でした。
あれから早何日?(聞いた
やっとクリアしましたので、改めて感想を書こうと思います。
ストーリー
まずストーリー。
あんまりゲームでストーリー性について言及することはないのですが、今回買うにあたって評価みたいなのをちらちらと読んでみたところ
「ストーリーが良い」「そのまま映画化できる」
みたいな話があったのです。
なるほど、面白いんだな。
と流されやすいぼくは思ったのでした。
だから、やり終えた上でちょっとストーリーについてもお話したいと思います。
んーストーリーはあってないようなもの、というのが正直な印象です。
これを映画化したら結構内容薄い映画になると思うけどなーと。
というのも、あくまでもゲームですから、ゲームを楽しんでもらうためのお話に感じたのです。
別に深いことを言うわけでもないし、キャラクターについて掘り下げるでもなく、事件を解決しては次の事件が起き、また解決すればまた起き、という繰り返しです。
ゲームとしてはそれで面白かったのですが、映画的かというとちょっと違うかな、という感じ。
ただ、結構な数のヴィランが出てきたのはワクワクしましたね。
あいつとあいつが出てる!とか、あいつとあいつが会話してる!とか、なんかそういうちょっとしたワクワク感がありました。
それは例えば映画のクリストファー・ノーラン版バットマンの3部作の、あの敵とあの敵が共演してる!みたいなワクワク感です。
映画ではどうしても次のストーリーに行くわけであり、前回の敵といえばちょっとカメオ出演する程度、あるいは一切登場しないかです。
それがこのゲームを通して、ある種の夢の共演みたいなものを味わえたのでした。
と言っても原作では当たり前のことなのでしょうから、これはとても日本人的な感覚なのでしょうけどね。
でも例えば映画でスケアクロウ(キリアン・マーフィ)とジョーカー(ヒース・レジャー)とベイン(トム・ハーディ)が共演してたらワクワクするじゃん?
共演っていうか共闘か。
残念ながらそれは一生実現されないわけだけど。
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ゲーム性
最後まで一本道でした。
一本道というのはつまりどういうことかというと、ミッションが与えられてそれをこなすだけ、と言えばこなすだけのゲームということです。
例えば次はA地点に行きましょう、次はB地点、その次はC地点です、みたいな。
「え?ゲームだったら当たり前じゃない?」
と思うかもしれませんが、そこには一切の迷いがないんですよね。
マップに「次はここ!」って表示されていて、プレイヤーとしての冒険感がないんです。
なんというか、お話をただなぞっているだけな感じ。
一応「リドラーチャレンジ」っていう、隠されたアイテムを探せ!みたいな要素もあるので、それをしっかりこなそうと思えば結構探索もすることにはなるんですけれども、ぼくはそこまで一生懸命にはやらなかったんですよね。
だから、お話を追う上ではまず迷うことはありません。
わかりやすくて良いという人もいると思いますが、ぼくはもうちょっと冒険がしたかったなー。
じゃあリドラーチャレンジやれよ!って話なんだと思いますが、んーなんか武器が手に入るとかだったらやったと思うんだけれども、そういうわけでもないし、そこまでやり込む気にはならなかったなー。
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全体として
雰囲気は最高でした!
これぞバットマン!って感じで、最高にクールでダークでナイト(謎
アメコミを満足に読めない日本人としては、少し原作に近いであろう雰囲気を味わえたこともよかったです。
いやイメージなんですけどね。
なんかこんな感じなのかなーって。
だから、こういう雰囲気のダークヒーローなんだな、ヴィラン達にはこんな背景があるんだな、などなどということが味わえまして、それを踏まえてみますと、改めて過去のバットマン映画を振り返ってみたとき、再鑑賞すればまた違った印象を抱きそうだなと思いました。
ティム・バートン版のファンタジー感もそうだし、ジョエル・シュマッカー版の茶番感もそう。
クリストファー・ノーラン監督もよくこのシリーズをあそこまでリアル感を持ちながら、しかしバットマンというキャラクター像を崩さずにあの映画群を作ったものだな、と感心するばかりです。
え?
すーさいど……なんだって?
え?
バットマンvsすーぱー……なんだって?
え?
じゃすてぃ……んてぃんばーれいく?
『TIME』観たよTIME。
まあまあだったね。
と、冗談が過ぎました。
前の記事でも書きましたが、今回は『バットマン リターン・トゥ・アーカム』という
- 『バットマン アーカム・アサイラム』
- 『バットマン アーカム・シティ』
の2本が同梱されているPS4ソフトでやりました。
ぜひバットマンゲームが気になる方は、この機会にやってみたらいかがでしょうか。
ぼくも早速次の『~シティ』に突入しております。
この楽しんだゲームが同じ世界観を持って、しかもお話が繋がっている(であろう)続編ができるなんて、こんなにワクワクすることはありません。
ぜひFFシリーズも見習ってほしかったなと思います。
完