
というわけで、今彼女が隣で『三國無双8』をプレイしています。
その横でぼくはこれを書いています。
超集中出来ないです(爆)。
三国志に出てくるみんなは相変わらずお元気で、いっぱい暴れながらいっぱい叫んでおります。
だから、耳にイヤホンぶっ挿して、『聖剣伝説 LEGEND OF MANA(以下LOM)』の音楽を聴きながらこれを書いています。
また何を書くか決めないまま書き始めてしまったので、この流れで『LOM』について書こうと思います。
と言っても、最近やり直したわけでもないので、記憶を頼りに書くことになります、その点ご容赦ください。
ぼくにとっての『聖剣伝説LOM』
このゲームは、もしかしたら人生で一番発売を楽しみにしていたゲームだったかもしれません。
それまではスーパーファミコンで『聖剣伝説2』『聖剣伝説3』を友達の家でやったり、持ってきてもらってやったり、借りたりしてプレイしていたのです。
それが凄く楽しくて、なんて面白いんだって思ってて、ぼくもこのゲームがとにかく欲しかったんだ。
とにかく欲しいと思いながらも結局買うことはできなかったんだけれど、そんな中、
「プレイステーションであの聖剣伝説の続編が出るらしいぞ!」
という話を友達に聞いていたのです。
その頃一緒にプレイしてた友達達とみんなで興奮して、みんなでボンボンの特集読んで、特集を見る限りこんなゲームになりそうだとか、こんな風になるんじゃなかろうか、などと小学生ながら議論していたものです。
それから程なくして、まず体験版が登場します。
もうそれは何のソフトに付いていたのかも忘れてしまいましたが、とにかくみんな楽しみにしていたゲームの体験版があるともなれば、みんなで集まってプレイします。
凄い興奮しました。
本当に。
懐かしいですなー(しみじみ)。
そして、ついに発売日が決まって、ぼくは予約をしました。
コンビニで。
コンビニで予約すると聖剣伝説でお馴染みのモンスター「ラビ」のペンダントが付いてくるんですよね。
それがとにかく欲しくて、せがって予約したのです。
もうとにかく楽しみで、発売がとにかく待ち遠しい。
そしてついに発売日、の前日。
ぼくはとにかくすぐに欲しかったから、当然発売日に欲しい。
のは当然のこととして、時間的な意味でもとにかく早く欲しかったのです。
だから、母親に
「明日は何時に入荷するのかな?」
という話を何度も何度も繰り返ししました。
母もいい加減面倒臭くなったのか、
「そんなに気になるなら電話で聞いてみたら?」
と言われました。
ご存知のとおり、かはわかりませんが、ぼくは人見知りだし、電話がとても苦手です。
人見知りの電話が苦手というダブルアタックにも関わらず、ぼくはビビりながら本当に近所のコンビニに電話しました。
「あの……明日発売の聖剣伝説レジェンドオブマナって何時くらいに売られますか?」
今振り返ってみても信じられないことです、それくらい知らない人に電話することが苦手(今でも)。
でも、それくらいに入荷の時間が気になったのでした。
して、正確な時間は覚えていないけれど、確か朝の7時には入荷するという話だったと思う。
ぼくは、学校に行く前に受け取りに行った。
もちろん受け取って帰ってきてもすぐにできるわけはなかったけれど、それでもぼくはすぐにこの手に欲しかったのである。
そして予約特典のペンダントを貰い、その日は学校に付けていった。
ウケる。
そして女子に
「うわーペンダントしてるー」
とバカにされた。
ぼくはとても恥ずかしくなったけれど、ぼくにとっては大事なことであった。
そして帰って、やった(そりゃあね
そんな思い出のゲームなのです。
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聖剣伝説LOMへの苦言
さて、そんな思い入れの強いゲームでありながらも、冷静になると苦言がいくつかあるので、その点について書きたいと思います。
これはいつか絶対書いたやろうと思っていたことなので、ちょうどいい機会である。
このゲーム、聖剣伝説と銘打っておきながら、聖剣が出てこないんですよね(笑)。
しかもシステムも今までとだいぶ違う。
リングコマンドもないし、戦闘もアクションRPGというよりは強制的に始まるイベント戦闘に近い。
戦闘が終わるたびにHPが全回復するのでRPGの醍醐味の「回復アイテムを買い込む」みたいなこともない。
フィールドマップもない。
フィールドがないからフラミーもいない。
今までのような世界を旅する感覚は一切ない。
ぼくは小学生ながらにそこに違和感を感じたものでしたが、凄く楽しみにしていたゲームだったので目をつぶることにしました。
でも今冷静に振り返ってみれば、あれはやっぱり聖剣伝説と銘打っていいものではなかったなーなどと思います。
だって聖剣出てこないんだよ?
そしてこれは後から知ったことですが、どうやら制作チームが違ってたらしい。
確かサガ系のスタッフが作ったんだったかな?
そう言われてみれば確かにサガシリーズっぽい雰囲気を感じます、サガやったことないけど。
で、多分なんですけど、あれ聖剣伝説として作り始めたゲームじゃないと思うんですよね。
いや、多分って言ったけど、絶対そうだよあれ。
あれ絶対聖剣伝説として作り始めてないんですよ。
途中まで作って、あるいはアイディアを出してて、練ってる途中で
「これ、聖剣伝説として出しません?」
ってなったような気がするの。
違ったらすんません。
でもそれくらい根幹に聖剣伝説要素がなくて、とってつけたように道の名前に過去作のキャラクターの名前が付いていたり、セーブポイントが意味不明にポポイの銅像だったり、学校みたいなところに過去作のキャラの美術品みたいなのが飾られていたりする程度なのです。
モンスターも基本は聖剣伝説らしいっぽいのはいなくて、せいぜい先に書いたラビくらい。
いや、もう少しいたけれど、とにかく印象が薄い。
だから、聖剣伝説と銘打ちながらもナンバリングにすることもできず、『LEGEND OF MANA』なんて付けたんじゃなかろうか。
というようなことを、ずっとずっと長いこと思ってきたのです。
だって、聖剣出てこないんだよ?(うるさい
ぼくには話題性の為に「聖剣伝説」という名前を借りてきたようにしか思えなかったのです。
それがとても不満だったのです。
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でもゲーム自体は最高に面白い
しかしながら、ここまで散々苦言を発してきたわけですが、ゲーム自体は凄く良い。
システムも、聖剣伝説として見たら不満があったというだけで、一ゲームとしては特に不満はない。
こういうゲームと理解してやればむしろ面白い要素もいっぱいある。
特にやり込み要素は最近のゲームにも引けを取らない。
シナリオはイベント制になっており、イベントをこなしては次のイベント、こなしては次のイベント、という風にやっていく。
しかし、このイベントは一周で全部をこなすことはできないようになっているんです。
だから、ラスボスを倒したら(レベルそのままで)また最初からになり、何周もするのを前提としたゲームになっています(当時はそれがイヤだったんですけどね)。
武器・防具も自分で作ることができる。
素材も集める。
このゲームの魔法は楽器を演奏することによって出せるんだけれど、楽器も自分で作れる。
魔法は全112種(!)。
ゴーレムっていう自分のロボットも作れる。
自分好みの仕様にして、自分好みの動きをするようにいじれる(見た目はいじれないけど)。
ペットも飼える。
モンスターのヒナをゲットして育てて、ペットにすることができる。
ペットを成長させると一緒に冒険に出掛けられる。
自分の果樹園も持てる。
果樹園で採れたものはペットのエサになる。
そんなだから、一周すること自体はそんなに時間が掛からないんだけれど、やり込み要素があり過ぎて攻略本がめちゃくちゃ分厚いのが特徴。
そういうのに凝る人は絶対にハマります。
プレイステーションのゲームだけど、実家のプレイステーション引っ張り出してでもやってみてほしい。
持ってないなら中古で買ってでもやってみてほしい。
それくらい、ぼくとしては、ゲームとしては凄く好き。
雰囲気も最高。
音楽も最高。
キャラクターも最高。
ほのぼのしていて、どこか寂しげで、でも愉快でもあって、深くもある。
小学生には少し早いゲームに感じられるほどに、大人こそやってみるべきゲームだと思える。
あー
なんか
やりたくなってきた!
最後にまとめると、「聖剣伝説」では決してなかったと思うけれど、ゲーム自体は作品として凄く好き、ということですね。
タイトルは『LEGEND OF MANA』にしちゃって、取って付けたような聖剣要素を全部取っ払って、余計な先入観抜きにしてやってみたかったな。
さて、やろうと本気で思ったけど、長男が持っていってるんだったか。
残念。
完
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