僕もすっかり面倒臭い古参ファン

この記事は2分で読めます

例えば何か一つのことに情熱があって、こだわりがあって、愛があって、みんなに知ってほしいことがあるとします。

こんなに素晴らしい世界があるのに、どうしてみんなこれを楽しまないんだろう。

そんなことを思ったりすることが、誰しも一つや二つあるのではないでしょうか。

 

僕はそれに近いものの一つに「映画」があります。

映画は素晴らしく、面白く、人生を教えてくれると言っても過言ではない、芸術的なものであるように思う今日この頃です。

だから、何かの映画が話題になったりしたときに、普段映画を観ない人までもが映画館に足を運び、その映画を観たりしてくれることにどこか喜びを感じます。

 

うんうん、良いことだ(誰なの

 

そう、基本的にはそんな風に思うんだけれど、時折「売れ過ぎだろ」と思うこともあります。

「普段みんな映画観ないくせしてなんでこの映画だけこぞって観るの?」

そんな偏屈的な思いを抱くこともあったりして、それが今公開されている『パラサイト 半地下の家族』だったりします。

僕も観たし、なんならアカデミー賞の発表がある前に観た映画で、確かに面白かったのだけれども、どういうわけかあの人もこの人も、あんな人までも観に行っている。

とりわけ女子高生なんかが観に行ってるような気がして、話題が話題を呼び、どんどん社会現象になっていってるように思います。

 

それはそれで良いことだと思う一方で、じゃあ去年のアカデミー賞受賞作品は同じように話題になったかと言ったらなっていないし、一昨年もなっていない。

きっといろいろな条件が揃っていて、たまたま『パラサイト~』が話題になっただけだとは思うのだけれど、少しだけ複雑に思うのです。

もっといっぱい同じように良い映画がたくさんあるのに、みんなそれらは素通りしながら、話題のものだけを観る。

いや、話題ってそういうもんだよね、ってことは頭ではわかってるんだけれど、心情的には少しだけ複雑なのです。

もっと他のも観てほしい。

 

そんな風に「映画界」という世界に愛を感じながらも、また一方で

「ああいよいよもって自分もおっさんだな」

という気もしたりします。

というのも、にわかファンを許さない面倒臭い知ったかぶりな古参ファン、みたいなことを思い始めたように思ったからです。

こんな風にポッと出を許さないような心は危険なように思えるし、実際こちらの熱い気持ちを押し付けようとしたら一気にその人達は冷めて去っていくようなものであるという自覚もあります。

 

熱いのをかけて冷めるだなんて、不思議なものですね。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。