『英国王のスピーチ』の感想(2回目の鑑賞で)

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2010 The King’s Speech

「超ビミョーな映画だったぜ!」

ぼく、短気な人が嫌いなんですね(唐突

まあそれを言うとぼくも昔はずいぶん短気だったよなーだなんて思い返し、猛省しているんですが、今はだいぶ落ち着いております。

 

いやそんなこともないのかな。

 

それはともかく、短気な人が嫌いなんですが、この『英国王のスピーチ』の主人公もとっても短気です。

だから初めてこの映画を観たときは非常にイライラしてしまい、全然感情移入できず、途中で寝てしまい、「超ビミョーな映画だったぜ!」と思ったものでした。

 

それももう6年近く前のことです。

 

それで「今なら違う印象を持つんじゃないか」と思い立ち、改めて観てみたのです。

 

改めて観てみて

やっぱり記憶していたとおり、主人公はとっても短気でした。

でもやっぱり、当時の印象とは異なります。

 

主人公は吃音(きつおん)症です。

吃音というのは、思ったとおりに言葉を発せられない障害のことを言うのですが、そんな彼は英国の王になってしまうのです。

王たるもの民衆の前で演説、スピーチを行わなければならないわけですが、彼は吃音のため上手くスピーチをすることができません。

それで悩み苦しみ、ドクターに診療(?)してもらって吃音症を克服しようと試みる、というような内容になっています。

 

ちなみにこれは実話がベースになっています。

つまり本当に吃音の王がいたということ。

ジョージ6世です(誰

詳しくはウィキペディアを!(丸投げ)

 

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彼が吃音症であること

それで、作中でも語られるのですが、吃音症は生れ付きではないのだそうです。

例えば、小さいころに親から厳しいしつけを受けて強いストレスにより発症する、というような、後天的に発症するのだそうです。

 

史実はわかりませんが、『英国王のスピーチ』におけるジョージ6世もまた同様です。

そのストレスについてはいくつもの例が出てくるので、それはぜひ映画を観ていただきたい。

それくらい発症の可能性を持った思い出がいくつもあり、更には吃音を発症し、今度はそれをバカにされて育つ。

そんな風に、悪循環の中、彼は育ってきたわけであり、そりゃあ短気にもなるって、って今回は思ったものでした。

 

これで彼が健全な男性だったならば、吃音症に説得力が出ません。

彼は辛い経験により吃音症になり、それによってまた辛い経験を重ねてきたのです。

その痛み、悲痛な思いが、演じるコリン・ファースの素晴らしい演技から見てとれぬようであるならば、6年前のぼくはまだまだってもんでしたね。

 

ちなみに

そんな彼のドクターとなる言語療法士のライオネル・ローグさんを演じたジェフリー・ラッシュさんも、大変素晴らしい演技でした。

名前だけでは「誰?」と思う人が多いかと思いますが、かの有名な『パイレーツ・オブ・カリビアン』のバルボッサ役だった人、と言えばわかるでしょうか。

当然バルボッサのときは全く異なった演技を見せていて、恥ずかしながら彼の他の映画を観たことがなかったので、「こんなにいい俳優さんだったのか!」と改めて観て思いました。

 

というわけで、「超ビミョーな映画だったぜ!」という評価は塗り変わり、おおむね楽しめた映画となりました。

 

最後に、ジョージ6世の実際のスピーチ映像をどうぞ。

映画ほど酷くはなさそうだけど、本当にどもってますね。

 



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