映画好きのぼくが映画情報をシャットアウトしている理由
2020/05/22
映画が好きなのに映画情報をシャットアウトしている
『ガーディアンス・オブ・ギャラクシー:リミックス』の感想記事を書いたとき
「映画の情報をあえてシャットアウトしている(キリッ)」
というようなことを言いました。
これについて簡単に書こうと思います。
もちろんシャットアウトと言っても、そこまで完全に情報を断っているわけではございません。
でないと気になる映画を見付けることすらできないですからね。
じゃあどういう情報をシャットアウトしているかというと、仮に気になる映画があったとしても、むやみやたらと予告などを見ないようにしている、という感じです。
なんとなくお察しのことと思いますが、それは予告の情報すら知ってしまったら勿体無いと思うからです。
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映画情報をシャットアウトしている理由
例えば『ターミネーター2』(またか
あれは『ターミネーター』で出てきたシュワちゃん演じるT-800がまた出てくるっていうんで、「うわーまたあいつ来るのかよ!」みたいな先入観からのあの冒頭が最高に興奮するんだ!っていう演出だったことは、ご周知のことと思います。
ジェームズ・キャメロン監督も、そのことについてはだいぶ情報を隠していたらしいですしね。
でも残念ながらその辺りについての情報を隠しながら映画の宣伝をすることは難しいと感じたようで、予告映像でネタバレしてしまいました。
恐らく『ターミネーター2』の冒頭を純粋に情報なしで見れた人は当時多くはなかったでしょう。
それってちょっと勿体無くないですか?
「それくらいいいじゃん」
と思うかもしれませんが、つまりぼくはそういう情報すら大事にしたいのです。
まっさらな気持ちであれを見てみたかった。
最近で言えば『ガーディアンズ~』を観に行ったときに、『マイティ・ソー バトルロイヤル』の予告をやっていて「うわーこれは知りたくなかったなー」という情報が見事にありました。
もちろんほとんどの人は気にしないことです。
でもぼくはどうせなら映画を観ているリアルタイムで「うわーマジかよー」となりたかったのです。
情報が少ないほど映画は楽しめる説
例えばですよ。
『君の名は。』を「入れ替わり」っていう情報すら知らないで見たら、頭からケツまで一切退屈することなく観れると思うんですよ。
これから起こる出来事を何一つ知らないから。
あの映画に詰め込んであるたくさんの情報1つ1つをもし知らないで全部初体験できたならば、それはまた1つ違った楽しみ方ができると思うんです。
そしてそれは情報を知ってしまった後では絶対に体験できないことです。
情報を知ってから体験できることはいつでもいくらでもできますから、知らないからこそ得られる、そのときにしか絶対に味わえない初体験を最高のものにしたい。
やっぱりディズニーランドが一番楽しかったのは初めて行ったときでしたよ。
歳の問題ももちろんございますが、全てが夢の出来事でした。
だから『ラ・ラ・ランド』とかも、予告でキスシーンなんか見せてほしくなかったです。
多分序盤のミスリードを誘うものだったとは思うんですが、終盤「あ、ここで来るんだな」ってちょっと現実に戻っちゃったなー。
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外れ作品上等
そういう体験をもうしたくなくて、予告なんか見たくないのです。
ポスターから滲み出る面白そう感で十分。
その結果、観る映画の当たり外れが激しくなるとは思いますが、それもまた一興。
クソ映画上等。
こちとら『ターミネーターX』観とるんじゃ!
微細な情報にまで楽しみを感じたい
だから『ガーディアンズ~』も全然予告見なかったし、クリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』もとても凄く超楽しみですが、ほぼ予告を見ていません(5分の長回しは思わず見ちゃった)。
誰かのカメオ出演なんかにも驚きたい。
だから出演者情報も極力見ない。
見ても役割を気にしない。
それで時折『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』みたいな不親切な映画に出合うと、「誰お前?」ってなることも確かにあるけれど、それはもうしょうがない。
『ツリー・オブ・ライフ』みたいな、前情報なしではなんにも理解できないような映画にも出合うけど、それももう仕方がない。
割り切って、それはそれで楽しんでおります。
というわけで、ぼくなりの映画との付き合い方でした。
みんなそれぞれ、それぞれの楽しみ方がある!
完