芸術を余すことなく楽しむ方法

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何かの本に書いてあったことですが、何かしらのコンテンツには対象レベルというものがあります。

一般的には「対象年齢」という言葉がわかりやすいと思いますが、年齢だけでは対象を絞れないこともあるでしょう。

 

例えば、知育玩具みたいなものにはよく対象年齢がふられています。

グロテスクな映画や、ちょっとエッチな映画にも年齢制限が設けられます。

 

そういうものはわかりやすくあるものですが、じゃあ映画素人向け、映画玄人向けみたいな振り分けはあるだろうか?というと、実際にそういう表示はないけれど、ぼくはあると思っています。

 

本がわかりやすいでしょう。

これから野球を始める人は、野球とはこういうスポーツであり、こういう動きをするものであり、バットはこんな風に振って、ボールはこんなフォームで投げるといいよ!みたいな本が当然望ましいです。

だけれども、もう野球を何年もプレイした人にそういう本が適しているかというと、当然適していないでしょう。

 

もっとスポーツ科学とか、もっと野球に関する歴史が深くひも解かれているものですとか、そういうディープなものがどんどん求められるようになるはずです。

そしてそれは反対に、野球初心者には全く響かない本である場合がほとんどです。

 

そんな風に、その事柄に対して詳しいか詳しくないか、情熱があるのかないのか、何を求めていて求めていないのか、それによって響く内容というのは変わってくるものです。

 

だから、普段映画を観ない人に適した映画もあれば、映画を観尽くしたというような人に向けられる映画もあるだろうとぼくは思うのです。

前者が後者向けの映画を観たらつまらないし、後者が前者的な映画を観てもつまらない。

そんな状況が実際あると思うのです。

 

絵のたとえもわかりやすいでしょう。

芸術性の高い絵というのは、えてして常人に理解のできない意味不明で奇抜で何がなんだかわからない「おれでも描けるわ!」と思わず言いたくなるようなものが多くあると思います。

そういうものに1億円とか値が付いたりすると思います。

それはやっぱり素人にはおよそわからない。

 

反対に、ぼく達素人が良いと思う絵は、純粋に綺麗かどうかとか、風景がどうだとか、構図がどうだとか、せいぜいそんな程度の判断しかできないものです。

そんなわかりやすいものをぼく達は欲しているのに対して、絵に造詣が深い人は、そんなものはありきたりで、もう見飽きてて、つまらないと感じるのだと思います。

 

でもぼく達にもいわゆる芸術と言われるものはわからない。

 

それが映画にもあるし、音楽にもあるし、本にもあるのだと思います。

 

素人であるならば素人なりの。

玄人であるならば玄人なりの。

 

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だから、先に出てきた絵に造詣が深い人のように、一度玄人よりになると、素人よりのものが陳腐に見えたりする段階があるとも思っていて、それが個人的には少し勿体無いなーという気がするのです。

せっかく用意されたものなのですから、素人よりのものであっても、初心忘れるべからずという言葉もあるとおり、自分が素人のころを思い出して楽しめたら、大体のものは楽しめることになります。

そしたら人生楽しいと思うんですよね。

 

本だって、初心者が読むような本にも何かしらの気付きがあったりするものです。

積極的に読む必要があるかはわかりませんが、間違って、判断を誤ってそういう本を手にしてしまうこともあるでしょう。

そういうときも腐らず、読めるようであれば読んでみて、何か1つでも発見がないものか探ってみても良いのではないでしょうか。

 

口ではそうは言っても、実際には難しいこともありますが、ぼくも映画をそんな風に観ていきたいと思います。

 

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