『angel fall』はマイケル・ジャクソンの曲か(歌詞解釈)

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BUMP OF CHICKENのアルバム『COSMONAUT』

『angel fall』

という曲が入っているのはきっとご周知のことと思いますが、この曲が

「マイケル・ジャクソンのことを歌ってるんじゃないか?」

とにわかに囁かれているのはご存知でしょうか。

 

ぼくはあんまり歌詞をよくよく読んだりしないタイプなので全然気付かなかったのですが、そう言われて歌詞をちゃんと読んでみると、なるほど、これは間違いないなと思いました。

というのも、ぼくもマイケル・ジャクソンが好きなので、大体何のことを言っているのかがわかったからです。

そのことについて今更ながら深堀してみようかと思います。

 

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『angel fall』の歌詞解釈

まず最初に注目すべき箇所は、

熱で休んだ 眠りの隙間に 銀色を纏う 一羽の小鳥

という歌詞です。

これは、何かのいつだかのラジオだかで藤原さん自身が

「小学生のとき熱が出て休んだんですよ。そしたらそういうときってお姉ちゃんとか優しくしてくれるじゃないですか。それで「何か必要なものはない?」みたいなことを聞かれて、ここぞとばかりにお姉ちゃんのラジカセを貸してもらったんです。それでいろいろ聴くわけですよ、マイケル・ジャクソンの曲とか……」

みたいな感じのことを語っていたことがあって、それととってもリンクします。

熱で休んだとは学校のこと。

布団に入りながら、マイケル・ジャクソンの曲を聴いたということ。

 

追いかけたけど 近付けないから 耳に手を当てて ただ聴いていた

言葉より声を 声より唄を 唄から心を 心の言葉を

英語で何を言っているかはわからないけれど、声を聴き、唄を聴き、マイケルの心の言葉を聴いたんだ、と。

 

小鳥は遊んだ 遊ぶ様に飛んだ あらゆる笑顔と 涙の上を

すっかり世界が 変わっていく様を 夢中になって ずっと見ていた

マイケル・ジャクソンはご存知のとおり、ギネスに認定されるほどにエンターテイナーとして成功した人であり、世界各地でコンサートを行いました。

そして、たくさんの人を笑顔にする一方で、世界で苦しんでいる人達を見ます。

人々が苦しみ、世界が苦しんでいる。

その様子を見た彼はこんな曲達を作りました。

 

アメリカの超一流有名アーティストが45人(!)集まって歌われたチャリティーソング『We Are the World』(全員ギャラなし)。

企画発起人は別の人達だけど、作詞作曲はマイケル・ジャクソン(とライオネル・リッチー)

U.S.A. For Africa – We Are the World

 

「世界を癒そう」

『Heal The World基金』というマイケル設立のチャリティ基金にも曲名が使われている『Heal The World』(Heal The World基金についてはこちらのサイト様をご参照ください)。

Michael Jackson – Heal The World (Official Video)

 

人間による地球の環境破壊、貧困問題について歌った歌『Earth Song』

Michael Jackson – Earth Song (Official Video)

 

こんな風に、マイケルは歌い、踊りながら、世界を見て、たくさんの慈善活動を行ってきたのでした。

 

ああ どうかいかないで いつまでもなくならないでいて

あなたがどこかで笑ったと 思うだけで宇宙が笑った

解釈によると思いますが、亡くなってしまったマイケルは星になってしまった、と。

死 = 星になる

は藤原さんの書く歌詞ではお馴染みのフレーズですね。

だから、彼が笑ったと思えば、宇宙で輝く星が笑った。

 

それから知ったよ あなたの戦い 怯えた夜でさえ 戦場にいた

これについて詳しく書くとだいぶ長くなるので、できるだけ簡潔に書けるよう努めたいと思います。

「それから知った」というのは、ぼく自身も同じような流れを経たのでよくわかるのですが、マイケルが亡くなってから

「マイケルはこんなに苦労していた!」

というようなテレビ特集がたくさん放送されました。

恐らく藤原さんもそういうテレビを見て、いろいろ彼の境遇をあとから見て知ったのだと思います。

 

それがどんな苦労だったかというと、主に裁判です。

彼はいろいろな人から訴えられており、そのほとんどが億万長者であろう彼の金銭目的だったそうです。

ご安心くだされ、その全てが無罪に終わっています。

しかし無罪に終わってはいますが、その裁判が終わるまで彼は、無実でありながらとても弱気になっていた、とぼくもテレビでよく見ていました。

「ちゃんと無罪を勝ち取れるだろうか」

そんな不安を毎晩感じていたわけです。

気が気でなかったでしょう。

 

輝きに埋もれ 見えなかった傷の 意味すら誰にも 解らなかった

あまりに彼は輝いていて、一流のスーパースターで、誰も傷付いているなどと思えなかった、と。

 

騙されて泣いた 馬鹿にされて泣いた 使われて泣いた 愛されたかった

騙され、馬鹿にされ、利用され、彼は心身ともにボロボロになりました。

訴えられ過ぎて、人間不信にもなりました。

あらぬ疑いで、辱めも受けました。

それらは遠い日本でも報道されました。

 

彼はただ人々を愛し、愛されたかっただけなのに。

 

あなたに声を 声より唄を 唄から心を 心にあなたを

一人減った未来を 一人多かった過去を 抱きしめた胸に 今もある星を

あなたにこの唄を、この心を。

マイケル・ジャクソンという一人の男がいない世界(未来)も、いた世界(過去)も受け入れ抱きしめて。

 

というような意味合いになるかと思われます。

と言ってもこれはあくまでもぼくの個人的な解釈です。

この曲がマイケル・ジャクソンの曲であるとは、BUMP OF CHICKENのメンバー誰一人も明言していませんので、全部勝手な解釈になります。

 

でもそうやって聴いて考えると、どれもこれもつじつまが合うので、少なくとも、当たらずと言えども遠からず、ではないかと思われます。

 

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『angel fall』というタイトルの解釈

ちなみにタイトルの『angel fall』ですが、これは南米にあるテーブルマウンテンと呼ばれる台地(テプイ)から流れる滝の名称です。

ディズニー(ピクサー)映画『カールじいさんの空飛ぶ家』で出てきた滝を思い出してもらえると、とてもイメージしやすいかと思います(ほぼそのまんま)。

 

これについて藤原さん自身「大き過ぎる」としながら

「大きいものに畏怖の念を感じる」「そこに神々しさを感じる」

と語っており、それがマイケル・ジャクソンのことを指しているようにも思われるのですが、それだと滝である意味はないように思います。

だから、個人的にはマイケル・ジャクソンをテーブルマウンテンのように大きいものとし、そこから流れる大量の水、滝を、マイケルが生前流し続けた涙として表しているのかなと思いました。

 

あるいは、曲中ではマイケル(であろう何か)を「小鳥」で表していますが、それを翼の生えた「天使」として見ることもできるでしょう。

つまり「angel(天使)」。

エンジェルから流れる「fall(滝)」。

滝を涙として見れば

「天使の涙」

そういう解釈もできるかな。

 

『COSMONAUT』の楽曲として見ると

それともう一つちなみになんですが、この『COSMONAUT』というアルバム、非常に藤原さんの小さい頃を思い出す楽曲が多いです。

『R.I.P.』もそうだし、『ウェザーリポート』もそう。

『透明飛行船』もそうだし、『魔法の料理 ~君から君へ~』もそうですね。

その一環として考えれば、この『angel fall』が昔のことを思い出して書いた楽曲である可能性は非常に高く、高いのであれば冒頭の「熱で休んだ」のくだりもしっくり来ます。

 

マイケル・ジャクソンのあの曲に雰囲気が似ている!

それと更にもう一つちなみになんですが、『angel fall』という楽曲は、マイケル・ジャクソンの『Will You Be There』という楽曲に雰囲気がとてもよく似ています。

構成もなんとなく似ています。

意識したかは定かではありませんが、この点も忘れたくないところ。

 

Michael Jackson – Will You Be There (Official Video)

 

ちなみにこの曲は

「抱きしめてほしい」「そばにいてほしい」「愛してほしい」「ぼくだってただの人間なんだ」

というようなことを歌っています。

マイケルの悲痛な叫びにも聞こえますね。

 

更にちなみに、この動画では(公式なのに)なぜか途中で終わっていますが、この後にも曲が続いていてマイケルの語りが入ります。

そのマイケルの語り声は、涙声のようにも聞こえます。

興味があればぜひ聴いてみてください。

 

というわけで、めちゃくちゃ長くなってしまいましたが、以上、BUMP OF CHICKEN『angel fall』の歌詞解釈でした。

 

繰り返しますがこれは「正解」というわけではございません。

あくまでも個人の解釈ですので、他にもいろいろな解釈があっていいと思います。

ただ、ぼくはこう思った、という話でした。

ご参考までに。

 

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