『夏色ハイスクル★青春白書(略)』の感想とよりヤバイゲームにするアイディア
2020/11/01
さて、結構前にバットマンのゲームと一緒に
『夏色ハイスクル★青春白書〜転校初日のオレが幼馴染と再会したら報道部員にされていて激写少年の日々はスクープ大連発でイガイとモテモテなのに何故かマイメモリーはパンツ写真ばっかりという現実と向き合いながら考えるひと夏の島の学園生活と赤裸々な恋の行方。〜』
というゲームを買ってみた、という話をしたかと思います。
まだ最後までしてないんですけれども、バットマン同様とりあえずの感想を書いておこうかと思います。
これはいわゆるギャルゲー。
ギャルゲーといえばぼくは高校生の時に携帯電話のアプリで『ときめきメモリアル』をやったことがあるくらいなので、ギャルゲー初心者だということをまず念頭に置いていただきたい。
まずパンツについてなんですけど。
あ、いきなりパンツとか言うと変態に思われるかもしれませんが、タイトルの副題にもあるとおり、パンツの写真が撮れるちょっぴりエッチなゲームなんですね。
ちょっぴりかどうかというのはもちろんプレイヤーの趣味嗜好に左右されるところではありますが、アダルトとして分類されないところを見るとちょっぴりという表現で良いかと思います。
ワカメちゃんだってパンツ丸見えだしね。
誠実ぶるつもりは決してないのですが、ぼくはこのゲームをネタとして買いました。
正確には「PS4ソフトを2本買えば50%OFF!」というキャンペーンに合わせて彼女とゲームを選ぶ際、一緒にPVを見て一緒に笑けて「面白そうだ」という意見の一致を見て買ったのでした。
それがどんな映像だったかというと、百聞は一見に如かず、とにかく見ていただきたい。
ね?面白そうでしょ?
パンツがどうだとかいう以前に、高校生活を自由にエンジョイできるこの感じ。
ユニークな設定、舞台となる島を探索し、釣りだって楽しめて、友情・恋だって楽しめちゃうこの感じ。
素敵やん?
そしてこのアホっぽい感じが実に面白そうだと思い、購入に至ったのでした。
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しかしながら、やり始めてすぐに不満点と言いますか、これはちょっとしんどいなと思うことがあったのです。
それはイベントの発生です。
このゲームはいわゆる「オープンワールド」なのですが、このイベント発生ポイントが全くわからないんです。
時間の経過もあるので、さっきまで何事もなかった、例えば2年B組の教室で、1時間後にイベントが発生していた!なんてこととかも普通にあるわけです。
しかも、舞台は学校に留まらず島になっています。
その島がまた結構広くて、そのどこかしらでイベントが起こるんじゃないかとか考えると、ほぼイベントの探索に時間を費やすことになるんですね。
長い時間を掛けて探索して、なんにもイベントが見つからなかったときのがっかり感たるや……。
加えて、先にも書きましたが時間の経過でイベントが発生することもあるので、一度チェックしたポイントもまた見に行かなければならないんです。
これはちょっと……しんどいよね。
「でも人生なんてそんなもんじゃん?」
「それをゲームで再現してくれてるんだよ」
って開き直れる方はいいかもしれませんが、ぼくはゲームにまでそんな偶然性は求めたくないなーと。
イベントを見るためにゲームをやっているのに、そのイベントの発生ポイントがわからないというのは中々のストレスです。
かといって、じゃあイベントそっちのけでパンツを撮るのか、それとも釣りを楽しむのか。
というと、少なくともぼくはそんな気にならなかった(嘘じゃないよ!)。
ゲームがしたいの。
だから正直に言いますと、イベントの発生ポイントだけは攻略サイトなるものを参考にさせてもらってます。
何月の何日の何時にどこそこでこういうイベントがある、っていうのを。
でないと、本当にしんどいですぞこのゲーム。
攻略サイトを運営している先駆者の方々には心から感謝しております、どうもありがとうございます。
で、パンツについてなんですけど。
いつの間にか忘れていましたね。
このゲーム、パンツを撮ることが目的みたいな雰囲気が漂っている気がするんですが、実際はそんなことないんです。
ただ報道部に入ることになって、カメラを持たされることになったから、そのカメラを使って自由になんでも撮れるよ!なんならパンツだって撮れちゃうよ!ということなのです。
副題に「何故かマイメモリーはパンツ写真ばっかり」とありますが、ゲームとしてのそういう目的はないので、それはプレイヤーのさじ加減。
ともすると、PVにあるような女子生徒の近くで仰向けになる必要性って全くないんです。
本当にパンツが撮りたい人だけ。
もちろんぼくも初めこそは非現実的なその光景に爆笑しましたが、やってるとその姿にも慣れてしまって、仰向けポーズは一切取らなくなります。
だって意味がないんだもの。
あと仮にパンツが見たいのだとしても、こんなリスクを侵してまでカメラを構える必要はなくて、(ゲームとしての)カメラのアングルを変えるだけで実は見えちゃうんです。
これはちょっと男の子心がわかってないところよね。
男の子って当たり前には飽きちゃうものだから。
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ぼくの好きな『斉木楠雄のψ難』というマンガでも、
「女性の裸は普段見れないから興味が湧くものである」(主人公は超能力者で透視ができるからもう見飽きたという設定)
「もし仮に鼻を隠す文化があったとしたら人は鼻に性的興奮を覚えるだろう」
みたいなことが言われていました。
鼻に興奮することが果たして本当にあるのだろうか?という疑問は残るものの、でもこの感覚は男子諸君ならきっと誰でもわかることでしょう。
ジャングルに住む民族の多くの女性は裸ですが、男性がそれにいちいち興奮している様子はうかがえない。
それは彼等が彼女等を普段から見ていて、慣れているからに他ならない。
このゲームも一緒で、アングル変えていつでも見れるパンツには、多分どんなパンツ好きな人でもきっと飽きが来ると思うんです。
だからぼくはこれ、逆にカメラアングル動かせなかったらかなりヤバイゲームになってただろうなーって思うんですね。
それこそ昔のゲームみたいに固定されている、例えば初期の『バイオハザード』みたいに決まったカメラアングルがあったとき、中々見えないパンツに男子はヤキモキするわけです。
そこでカメラの登場だ。
主観的に操れるカメラを駆使し、時には女子生徒に警戒されながらも、仰向けになったりうつ伏せになったりして、あの手この手でパンツを撮ろうとする。
いけない。
これは
犯罪だ!
そうか、だからそうしなかったのか。
そこまですると何かを助長してしまうような気がする。
そしてそれはいよいよアダルトゲームの域だね。
ただそれは、最近のスマホゲームのガチャでレアが出ると嬉しいことと似たようなものだと思うんです。
あれはレアが強いからとかじゃなくて、レアがレアだから嬉しいんだよ。
恋は片思いのときが一番楽しいなんて言うけれど、それは話せただけでありがたいと思えるからなんだよ。
まさに「有り難い」ことなんだよ。
それが付き合っちゃうと当たり前になっちゃうから、慣れちゃうから、レアではなくなるから気持ちが冷めていくんだよ。
人間は変化を望まない一面もあるけれど、そういった意味では新しさ、新鮮さを求めるところもある不思議な生き物です。
安定していながらも、何か刺激がほしい。
そんな贅沢な生き物です。
そんな安定したあなたの生活に、こんな女子生徒のパンツが撮り放題な非現実的で刺激的なゲームがあっても、いいんじゃないの?
本当は興味あるんじゃないの?
ん?
買うこと恥ずかしがってんじゃないの?
ん?
大丈夫、ダウンロードもできるから!
大丈夫、誰も見てないから!
ソニーさん以外!
あと君の友達!
がはは!
完
追記
アマゾンのレビューみたら、イベントに関しては大体同じような意見が多かったです。
やっぱり攻略サイトとかないとしんどいよね、これ。