今すぐカラオケに行きたくなる、「歌がうまい」ということに関する話

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こんにちは。

世の中には歌がうまいと言われる人がいると思いますが、この「うまい」というのは一体何のことを言っているのか、ということについて、僕なりに考えたことを書こうと思います。

 

僕は「歌がうまい」には、2つのうまいがあると思うのです。

一つが「上手い」、そしてもう一つが「美味い」です。

 

前者は言わずもがな、メロディがしっかり取れていて、安定していて技術的に「上手い」とされるものです。

そして後者は、メロディが安定していようがなかろうが関係なく、なんか知らないけど直感的に、人に「良い」と思わせる歌です。

極論、歌が下手でも良くて、耳が美味しければいいわけです。

この定義によって「ヘタウマ」という矛盾した表現の説明ができると思います。

 

 

さて、世のアーティストのように上手くて美味ければもちろんそれが一番いいんですが、僕達一般人はなかなかそういうわけにもいかないでしょうから、とりあえずどちらかを目指すと良いと思うんだけれど、どちらの方が大事になるでしょうか。

 

ぼくは「美味い」の方だと思います。

 

確かに上手い人ってカラオケとかの採点で高い点数が出るでしょう。

でも、それを見て周りは「お~」と驚くかもしれませんが、美味くなければ誰の心にも残らないと思うんです。

 

反対に、美味い人って点数がたとえ低くなろうと、第一声で周りに「えっ!うまっ!」って思わせる何かがある。

決して技術的には上手くなかったとしても、「誰々の歌がうまかった」みたいな話をするときは、大体美味い人の方になると思います。

 

それはまるで料理のように思います。

例えば綺麗な出来映えで、成分的にも健康的な料理があったとしましょう。

きっとカラオケの採点機能よろしく、料理判定をする機械があるとしたらそれは高い点数を出すと思うのですが、でも人間が食べて美味いと思うかはわからないですよね。

栄養学的にはこれがいい、が、技術的に上手く再現されたとしても美味しいとは限らない。

 

反対に、母ちゃんの握り飯があればそれでいい、っていう人は結構いると思います。

手洗いもそこそこに、ガシッと掴んだお米に適量の塩をまぶして、美味しくなーれ美味しくなーれと愛する我が子の為に想いを込めた握り飯って、どんな料理よりも美味しいと思うんです。

僕達は、上手い飯が食べたいんじゃなくて、美味い飯が食べたいんだ。

 

だから、お上品にメロディをなぞるだけのカラオケ的点数を求めた歌に、感動はないと思うんです。

それは初音ミクでいいと思うんです。

それよりも何よりも、人に「美味い」って言わせたい(繰り返しますが、上手くて美味いが最高です)。

 

じゃあ美味いって何かと言ったら、元も子もないですが、聴き手の好みです。

チーズが大好きだという人がいる一方で、僕が「チーズくさっ」と言うのと一緒です。

 

髭男の藤原君の声が好きな人もいれば、BUMPの藤原さんの声が好きな人もいるし、ワンオクのTaka好きもいれば、EXILEのTAKAHIRO好きもいる。

タイプは違えど、皆さんそれぞれの魅力がありましょう。

 

でも好みとは言え、少なくともある程度の熟練度は必要です。

例えばあなたの声が最高品質のチーズになりうる可能性があったとしても、チーズなりかけの状態では、どんなチーズ好きでもちょっと引いてしまうかもしれません。

せめてチーズとしての体は成したい。

 

そしたらぼくに「くさっ」と言われてしまうかもしれないんだけど、でもそれで良いのです。

だって好みだから。

 

トマトだって青々としていては美味しくない。

どんなに素材が良くても、熟さなくっちゃいけない。

 

話はそれからだと思うのです。

 

熟したら、それからだって形は整えられる。

つまり「上手く」もなれる。

でも形ばっかり良くても、中身が未熟だったらやっぱり美味しくない。

 

だから熟したい。

ならばどうしたらいいかというと、もうそれは歌うほかないと思います。

 

歌って歌って、歌いまくる。

 

だって、歌わずして歌は熟さない。

絶対に熟すかはわからないけれど、待つだけで熟すなら大人はみんな歌い手です。

でもそうではないようだから、やっぱり歌った分だけ歌が熟すんだと思う。

僕の歌がどう思われてるかはわかりませんが、少なくとも僕はそうしてきました。

 

ただ、まれに8歳でプロデビューしたマイケル・ジャクソンのような、若くして上手くて美味い人がいたりするから難儀なものです。

歌って、声って不思議です。

 

というわけで「上手いと美味い」、参考になるかわかりませんが、なるようでしたらしてください。

 

ちなみに「上手くなる方法」みたいなものも考えてあるんですが、長くなったのでここいらで。

機会があったら書こうと思います。

 

ではー。

 

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