『レディ・プレイヤー1』は30代40代の日本人にお勧め(感想)
2020/11/01
というわけで、ブログの方向性を変えてからの初記事により、若干緊張しております(嘘)。
記念すべき一発目は『レディ・プレイヤー1』です。
予告映像について
ぼくは映画の予告を見ないということはもはやご周知のことだと思いますが、この映画も例外ではございません。
正確には、なんの映画か一切知らずに映画館で予告が流れたのを一度だけ見てしまいましたが、その後の予告は一切見ないようにしてきました(本当はその1回すら見たくなかった)。
予告を見ない理由としては、
「予告の情報すらシャットアウトしたいから」
「予告によって余計な先入観を持ちたくないから」
というものがあります。
本編にない映像とか平気で使いますしね。
しかしながら、そこまで情報制限を自分に課す映画好きの人はぼく以外にいないと思うのですが、この『レディ・プライヤー1』に限っては、ぼく以外にも
「予告見なければよかった!」
と思った人は少なくないのではないでしょうか。
どうしてかというと、この映画の面白味としての要素の大部分は「出オチ物」だと思うからです。
『レディ・プレイヤー1』ってこんな映画
ぼくほど予告を見ない人もいないと思うので、一つだけ予告映像を見ていただきたいと思います。
簡単に説明すると、VRゲームの世界の話ですね。
そのゲームの中では、誰もが自分の好きなキャラクターのアバターなどを設定でき、誰もが知ってるあの映画やあのゲーム、アニメのキャラ、あるいは道具や乗り物などなどを自由自在に使えるのです。
まさに究極のゲーム。
ぼくもバットマンになって空を飛んでみたい。
そんな願望を、映画として疑似体験できるのがこの『レディ・プレイヤー1』なのです。
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30代40代の日本人集まれー!
特に言っておきたいことは、アメリカ産のキャラは然ることながら、日本産のキャラもたくさんたくさん出ています。
というか、その二国産のモノしか登場していないような気がするので、これはアメリカと日本のための映画と言っても過言ではないでしょう。
そんな映画を日本人として楽しまない手はない。
その他の国の人はいまいちピンと来ないことも、ぼく達日本人は大いに楽しむことができるわけだ。
ただし、予告映像で主人公が
「1980年代に生まれたかった」
と言っていますが、その言葉のとおり、1980年~2000年くらいまでのモノが多く登場している印象です。
新しいモノもないことはないけれど、ほとんどがあの頃のモノ。
なので、多くは語りませんが、恐らく30代40代の人が大喜びするようなモノがたくさん出てきます。
反対に、20代前半より下の世代の子達はお口ポカーン状態になるかもしれません。
ぼくは20代後半なので、そこそこわかる中途半端な世代かな。
予告映像によるネタバレ
さて、記事冒頭で
「予告見なければよかったと思った人も多いんじゃないか」
というようなことを言いましたが、結局その「何のキャラが出てくるか」というところに大きな楽しみがあるとぼくは感じたのです。
で、それはぼくだけではなく、きっと多くの人も感じてるはずだ!と思ったのです。
なんだけれど、上の予告映像以外にもいっぱい予告映像があるわけですが、結構なネタバレをしちゃってる映像もあるんですね。
しかもクライマックス(爆)。
そのクライマックスに一体何が登場するのか、そこをあらかじめ知ってしまっていては、せっかくのサプライズによる面白味相乗効果が期待できなくなってしまいます。
もちろんそれは大きな見せ場です。
だから映画を宣伝する側としてはその見せ場はやっぱりちょっと見せておきたい、という気持ちもわからなくはないのだけれど、この映画に限ってはそれをやってはいけないような気がする。
でもそれを抜きにしてどう宣伝したらいいだろうか、というとそれはそれで難しいので、やっぱり致し方ないとも思う。
というジレンマから、ぼくは自主的に予告を見ないようにしてるんですけどね。
広告・ツイッターも侮れない
ちなみにぼくはクライマックスに関する予告を見たわけではなく、ホームページとかに貼ってあるバナー広告だったかにそのキャラが写っていて、知ってしまったのでした。
その後に、誰かのツイッターのつぶやきで
「誰々と誰々のラストバトルが~~云々!」
というのを見てしまったんだったかな。
きっとその人は、予告にもあるシーンだからネタバレのつもりはなかったのでしょうね。
でも知りたくなかったなー(遠い目)。
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スピルバーグ監督らしさの詰まった映画
お話の内容自体は、原作ではどうなのかしりませんが、若干の古臭さを感じました。
なんというか、良くも悪くもスティーブン・スピルバーグ監督っぽい映画だなーと思いました。
時代は近未来で、やってることも近未来的なはずなのに、要所要所でアナログなのには流石に苦笑い(苦笑)。
VRゲームをプレイしてる人も正直ツッコミどころ満載です(家の中で暴れまわったり、ゴーグルしたまま街中爆走したり(それでどうやって広大なゲーム世界を練り歩くのだろうか))。
でもそういうちょっと間の抜けたところが(失礼)、さっきの例の30代40代の人にはどこか懐かしいようにも感じられるだろうし、スピルバーグ監督の映画をよく知らないまだまだ若い子達にはかえって新鮮かもしれません。
アメリカと日本のキャラの登場を楽しみながら、巨匠スティーブン・スピルバーグ監督の最先端を駆使した昔懐かしい映画を堪能できる、実に贅沢な映画ですね(にっこり)。
字幕より吹替が断然お勧め!
ちなみに、ぼくは洋画は9割字幕で観ますが、『レディ・プレイヤー1』は吹替を断然お勧めします。
というのも、視覚的な楽しみがいっぱいあるので、字幕に目線を持っていかれるのは実に勿体無いです。
あと、吹替がちゃんとした声優さんになっていますので、下手な芸能人だったらどうしよう……とかいう心配が一切いらないというのも、自信を持って吹替をお勧めできる点ですね。
あなたがこの記事をどのタイミングで読んでいるかはわかりませんが、まだ劇場で公開しているならぜひ劇場で観ましょう!
もうDVDとか出ているようだったら、家でゆっくりどんなキャラが出てるかとか探しながら観てみてはいかがでしょうか。
完