『レディ・プレイヤー1』で思ったVRゲームでやりたいこと
2020/11/01
注意!
『レディ・プレイヤー1』の内容に触れる箇所があると思う(まだ書く内容決まってないのでまだわかんない)ので、まだ観てない人、ネタをばらしてほしくない人はご注意ください。
[ad#co-1]
『レディ・プレイヤー1』はおおむね楽しめたぼくですが、数々の知っているキャラを目の当たりにして、ワクワクした箇所とワクワクしなかった箇所があることに気が付きました。
ワクワクした箇所は、ゲーム自体に知ってるキャラが登場するところです。
例えば冒頭のレースゲームで、『ジュラシック・パーク』のティラノサウルスとか『キングコング』のコングが出てくるシーンなどです。
あとは、登場人物がロボット系に乗るシーン。
ガンダムとかメカゴジラなどですね。
で、ワクワクしなかった箇所が、リュウとかチュンリーが映るシーンです。
どうしてワクワクしなかったんだろう?
そんなことを少しだけ考えていて、あることに気が付きました。
リュウとかチュンリーとかジョーカーとかハーレイクインっていうのは、結局誰かのアバターに過ぎないのです。
中身は決して彼等や彼女等ではないのです。
言ってしまえば、コスプレと同じです。
そんなことをきっと無意識に感じていて、あんまり心揺らされなかったのだと思います。
でもロボットに乗ったり、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアンに乗るとなったら話は別です。
ともすると、ぼく達は誰かになりたいんじゃない、何かになりたいんじゃないかと思いました。
つまり、何もブルース・ウェインになりたいんじゃなくて、バットマンになりたい。
自分もアイアンスーツを着て、アイアンマンになってみたいのであって、トニー・スタークになりたいわけではない、と。
リュウになりたいわけではないけれど、波動拳は撃ちたい。
アムロになりたいわけではないけれど、ガンダムには乗りたい。
そうだ、ぼく達は誰かになりたいのではなく、何かになって、誰かに会いたいのではないだろうか。
そんなVRゲームがあったら最高に楽しいんじゃないだろうか。
アイアンマンになって、トニー・スタークに会って
「君も今日からアベンジャーズだ」
とか言われたい。
そうだ、ゲームの誰かになりたいんじゃないんじゃないか。
それでいうと『キングダムハーツ』というゲームはよくできていて、全く新しいオリジナルキャラを主人公にして発表されました。
ぼく達は「ソラ」という少年になりきって、ディズニーやFINAL FANTASYのキャラに会って、冒険して、ワクワクを得るのである。
[ad#co-1]
映画のゲームはたくさんあります。
だけれども、第三者として彼等に会うゲームが実は一番ワクワクするんじゃないだろうか。
そして認められたい(爆)。
だからこそ、『シャイニング』の世界に入りこむシーンは最高でした。
『シャイニング』の誰かになるんじゃない、自分としてあの世界に入るということがワクワク感を生み出すのだと思います。
なりたいんじゃない、会いたいんだ。
『ダークナイト』のゲームがもしあったらば、バットマンになりたいんでもない、ジョーカーになりたいんでもない、一市民を演じたい。
そうして、警察になってバットマンを助けたり、チンピラになってジョーカーにこき使われたい。
そして褒められたい(爆)。
そんなゲームがあってもいいんじゃない?
少なくとも、『レディ・プレイヤー1』でワクワクしたところとワクワクしなかったところを考えると、そんな風に思いました。
まだまだゲームは進化するのである。
きっと。
完