『リメンバー・ミー』でほぼ泣いた話と音楽について
2020/11/01
ピクサー映画の『リメンバー・ミー』観てきました。
過去のディズニー作品の中でもピカイチ
ぼくはこれまでディズニー映画56作品中の50作品ほどを観ましたし、ピクサーとしてのディズニー映画も(リメンバーミーを除いた)18作品中16作品を観ました。
それくらい数多くのディズニー映画を観ているのですが、今回のピクサーの『リメンバー・ミー』はその中でもかなりの良作だと感じました。
彼女と観に行ったのですが、彼女が横にいなかったら余裕で泣いていたことでしょう(彼女がいると涙を我慢しちゃう、だって男の子だもん)。
泣けたのはやっぱり『トイ・ストーリー3』
ちなみに一番泣いたのは『トイ・ストーリー3』。
『トイ・ストーリー3』に関して詳しく書こうと思うとだいぶ長くなるので割愛しますが、状況だけ書くと『トイ・ストーリー3』は人生で初めて涙を堪え切れなかった作品でした。
というのも、初めは堪えられてると思ってたんです。
凄く感動して、やばい、泣いちゃう……と思いながら耐えてたつもりだったんですけど、ふと頬を水が伝っていく感覚があったのです。
そう、ダメだったのでした。
もう、泣いていたのでした。
こう、気付かなかったのでした。
あれは衝撃だったなー。
まあそれはいいんですが、今回の『リメンバー・ミー』はその『トイ・ストーリー3』の監督さんと同じ監督さんの作品。
作品としてはやっぱり何か近いものを感じ、『トイ・ストーリー3』同様に、実に巧みに観衆を感動の渦世界へと巻き込んでくるのでした。
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『リメンバー・ミー』と『トイ・ストーリー3』の比較
しかしながら、『リメンバー・ミー』では涙を堪え切ることができました。
ということは堪え切れなかった『トイ・ストーリー3』の方が作品として上なのか?と思われるかもしれませんが、もちろんそんな単純な話ではございません。
『トイ・ストーリー3』は文字どおりシリーズ3作目ということもあって、キャラクターへの感情移入が強くあります。
作品としてもよくできていたのはもちろんのことだけれど、感情移入による影響も強いです。
一方、『リメンバー・ミー』は思い入れがない。
なんならぼくは映画の予告すらろくすっぽ見ていないのです。
だからそれぞれのキャラクターがどういう性格をしているのかとか、どんな立ち位置なのかとか全く知らなかったわけです。
それでも感動し、涙を流し(掛け)たということは、それだけお話やキャラ設定が秀逸だったんだろうな、と純粋に思います。
今振り返ってみても、本当によくできたお話だったなと思います。
もちろん、演出としてちょっと無理があるかな?というところはなくもないけれど、さしたる問題ではございません。
『トイ・ストーリー』で言えば、どうしてバズは自分がおもちゃじゃないと思ってるのに人間の前ではおもちゃのふりをするの?というくらいまあ野暮ったい話。
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『リメンバー・ミー』で思い出した音楽の素晴らしさ
今回、ピクサー作品としては初めてのミュージカル要素があるとして、音楽が中心となっているのも個人的に好感ポイントです。
ぼく自身、最近ちょっと音楽を理屈で捉えてる部分があるような気がしてて、昔ほど意欲的ではなくなってしまったと感じていました。
でも『リメンバー・ミー』を通して、やっぱり音楽は理屈じゃないなと思ったし、計り知れない影響力を持っていると思うし、人類にとって切っても切れない、とても大事な営みであると思い改めました。
いわゆる「NO MUSIC, NO LIFE」ってやつですね。
まだまだこれからも音楽を楽しみたいし、演奏したいし、作りたい。
どうやらぼちぼちAIさんが素晴らしい曲を作り始めそうな気がするけれど、そんなことはどうでもいいのです。
音楽は絶対に、誰が作って、誰が演奏してるか、という要素はなくならない。
もちろんそれが介入してこない、例えば映画とかアニメの音楽とかはAIが作っていくことになると思うけれど(もちろん全部じゃない)、アーティストとしてのあり方は今後も変わらない。
ぼくはぼくで音楽を楽しんでいくし、ぼくが作った音楽だったり、演奏した音楽は、ぼくがあってこそであってほしい。
って言っても、今のところはそんなに多くは自分の作品とかは発信していないから、また昔みたいに意欲的に音楽活動をしたいなーと考えてるところでした。
よーし、やろー(軽い
完