『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』観ようか悩んでる人へ
2020/11/01
ぼくはそこまで『スター・ウォーズシリーズ』のファンというわけではないのですが、映画好きの端くれとしては観るべきシリーズであろうという、ある種の使命感から、これまでのシリーズ全ての作品を観ています(あ、アニメは観てないか)。
で、例に漏れずこの『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』も、正直なことを言うとそこまで楽しみにはしていなかったけれど、ちゃんと観てきました。
普通に面白かった
まず感想から書きたいのですが、普通に面白かったです。
「普通に」って言うとあれですが、ちゃんと楽しめました。
ぼくは「映画は前情報なしで観る」という理念を掲げているのですが、そんなぼくでさえ『ハン・ソロ~』は評判が悪いという話が入ってきていました。
評判というか、興行収入が悪いという話ですね。
あんまりにも売れないものだから、他のスピンオフ作品の企画が白紙になった!みたいな噂も飛び込んでくるほどです(本当かは知らない(そもそも興味がない))。
でも、ぼくは結構面白かったです。
そんなに悪くないじゃないか、と思いました。
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スター・ウォーズ・インパクトは弱い
しかしながら、やっぱりスター・ウォーズっぽくはないとも思いました。
というのも、スター・ウォーズの代名詞とも言えるライトセーバーやフォースの力が登場しないからです。
もちろん光線銃的なものや、スター・ウォーズらしいロボット達や宇宙人は出てきますから、らしさが皆無というわけではないのだけれど、どうしても
スター・ウォーズ・インパクトは弱いように思いました
(なんだスター・ウォーズ・インパクトって(笑))。
壮大なスケールで描かれる宇宙戦争もないですし、ボスらしいボスとの対決もない。
ともなると、『スター・ウォーズ』というシリーズで考えてみると、一番スケールの小さい物語とも言えるのです。
そこが少し肩透かしを食らうような気はします。
ただ、冒頭にも書きましたとおり、ぼくは楽しめました。
確かにスケール感はなかったかもしれないけれど、ハン・ソロやランドの若い頃が見れて満足だし、綺麗なミレニアム・ファルコンにも興奮したし、これでもかというほどの機動力も見せてもらいました。
飛行シーンは迫力があって、4DX映えしそうな映画だなーなどと思ったものです。
他のシリーズで話されるエピソードの描写もたくさんありましたしね。
若い頃のハン・ソロに違和感はあるか
ところで、ハン・ソロがちゃんとハン・ソロに見えるだろうか?という不安を抱いている人もいるかと思います。
これに関しては、先にも述べたとおりぼくは熱心はファンではないので、設定に忠実であったかというのはわからないんですけれども、少なくともぼくにとってはちゃんとハン・ソロしてました。
恐らく、熱心で、何度もスター・ウォーズを観たという人なんかは、自分なりのハン・ソロ像というものが出来上がってるものと思います。
そうなると
「んーなんか違うんだよなー」
「ハン・ソロはこんな行動取らないよ」
みたいに感じる部分もあるとは思うのですが、言ってもまあ若い頃ですし、この『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』という物語を経てハン・ソロ自身が変わった面もあるでしょう。
いろいろな経験をして人は成長するものです。
そのことを踏まえて考えれば、『ハン・ソロ~』で描かれるハン・ソロとその後のハン・ソロに違いがあっても不思議はない。
若いからこその勢いだとか、おごりだとか、愛に盲目みたいなところって誰にでもあると思うんですね。
それくらいの違いはあって然るべきでしょう。
でも、頭でわかっていても、馴染み深い人ほど違和感は残るかもしれませんね。
こればっかりはファンの歴・深さによって変わる部分かと思いますので、ご自身でぜひ確かめてみてほしいと思います(まあファンだったらさっさと映画観てると思うんですけどね(笑))。
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というわけで、
「いやー最高だったぜ!」
というほどではなかったけれど、結構楽しめたのでした。
ぜひに。
完