超面倒臭がりでも作れるテキトーを極めたペペロンチーノ(風)の作り方
2020/08/03
こんにちは。
前にもチラッと書いたのですが、最近よくペペロンチーノを作っています。
僕は小学生の時コーヒーをよく飲んでいたのですが、それはコーヒーが好きだったというよりも、自分でコーヒーを入れられるようになったのが嬉しかったからです。
と言っても単なるインスタントコーヒーなので、まあお湯を注ぐだけなんですが(笑)、でもインスタントコーヒーの豆(粉)をカップに入れて、ミルクの粉を入れて、砂糖を入れて、お湯を沸かして注ぐ、その行程を自分で行うという事実だけで、小学生だった僕はなんだか少し大人に近付いたような気分になったのでした。
ペペロンチーノも今似たような感覚を持っています。
いわゆる本場のパスタ的なものって「作るのが難しくて料理ガチ勢が手を出すもの」と勝手に思っていたのですが、調べてみたら(少なくとも)ペペロンチーノは料理をほとんどしない僕にとっても簡単なものでした。
小学生の頃のコーヒーよろしく、簡単、でもちゃんとしたパスタを一から自分で作ってる、という事実に酔いしれて、これ見よがしに作ってしまうのです。
ちゃんと料理してるな、という風に錯覚できるのです。
今日はそんな僕がどんな風にペペロンチーノを作っているのか、滅茶苦茶簡単に紹介したいと思います。
もっとガチ目のを作ってみたい人はガチ目のYouTuberとか調べてみてください。
僕がやってるのは「超面倒臭がりでもサッサと作れてしまうなんちゃってペペロンチーノ(風)」です。
それでも良ければぜひ作ってみてほしいと思います。
ちゃんと美味しいんで。
まずにんにくです。
ひとかけらあれば十分だとは思いますが、大きい小さいの兼ね合いもあるので、まあ量はお好みで。
好きなら一杯入れたらいいと思います。
切り方はテキトーです。
「こう切らなくてはいけない」というのは、超面倒臭がりには一つのハードルになってしまうので、ここでは無しです。
ちなみに僕はその日の気分によって切り方を変えてます。
薄切りにしたり、ざく切りにしたり。
で、フライパンに投入して、オリーブオイルを注ぎます。
オリーブオイルの量は、フライパンを傾けてにんにくが沈むくらいが目安です。
火加減は最初だけ強く、沸々してきたら弱火にします。
にんにくは大変焦げやすいので、弱火でじっくり火を入れていきます。
じっくりしてる間にパスタも入れていきます。
パスタの量は、初めから分けられてるものであればそれをそのまま入れればいいと思いますが、分けられてない場合はそれもお好みです。
食べたい量ぶち込みます。
で、ここで一つ大事なポイントになるのですが、このパスタを沸かすお湯には塩が入れてあります。
どうしてかというと、塩水(お湯)でパスタを茹でて、パスタそのものに塩味を付けるイメージです。
お湯の量も塩の量もテキトーなので、どれくらいの塩分濃度かはわかりませんが、ちょっと飲んでみて味噌汁くらいの塩加減だったらそれで十分です。
繰り返し作ってみて、自分好みの塩加減を見付けてください。
ちなみにパスタを茹でる時間ですが、それもパスタのパッケージとかに書いてある数字を参考にしたらいいと思います。
でもタイマーをセットするのすら面倒臭い人は、1本食べてみて大丈夫そうだなと思ったらそれで大丈夫です。
僕も基本タイマーをセットしてません。
食えるな、と思ったらそれで食べます。
自分の直感を信じましょう。
もとより、硬さにも好みがありましょうて。
その「食えるな」に到達する頃にはにんにくが良い色に仕上がってきてると思うので、何か別の皿にでも避けておきます。
で、パスタを茹でてたお湯をオリーブオイルに投入して、混ぜ込みます。
普通、油と水は混じり合いませんが、パスタを茹でてたことによってパスタのデンプンが媒介となって混ざりやすくなるの(だそう)です。
この行程は、いわゆる「乳化」と呼ばれるやつです。
ある程度混じり合ったらパスタをぶち込みます。
特にお湯を切る必要はございません、びちゃびちゃでいいです。
火を強くして、水分を飛ばしながらオイルとパスタを絡めます。
水分がドロッとしてきたら十分です、にんにくをぶち込んで完成。
まとめますと、
テキトーににんにく切って
テキトーにオリーブオイル入れて
テキトーにお湯入れて
テキトーに塩入れて
テキトーにパスタ入れて
テキトーにパスタ茹でて
テキトーに混ぜ合わせて
テキトーに出来上がりです。
ひとっつも分量だとか時間ははかっておりません。
全部お好みスタイルです。
お好みスタイルなだけに、自分のスタイルを確立するのに少し回数を要しましたが、確立してからはもうパッパッパと作れるようになりました。
そして先にも書きましたが、ちゃんと美味しい。
ぜひ面倒臭がりの人も一度試してみてほしいと思います。
ちなみにペペロンチーノとは本来「唐辛子」のことですので、正確にはこれはペペロンチーノではございません。
あくまでも「なんちゃって」であり「風」です。
もし唐辛子を入れるならば、唐辛子の辛みはオイルに移るので、辛いのが好きな人は早めに、苦手な人は遅めに投入するといいと思います。
ちなみにこれだけシンプルですと、素材によって味の違いが現れます。
例えばパスタにはいろいろ種類がありますが、太さも物によって違います。
その細い太いというのは好みの話になってきます。
オリーブオイルもたくさん種類がありますから、ぜひお好みのを見付けてほしいと思います。
と言っても一度買ったら使い切るのに時間が掛かると思いますので、なかなか比べられないですけどね。
ちなみに僕が今使ってるのはこの2つ。
右のは「大容量で低価格」という一般向けのやつで、左のはこの大きさで右の倍くらいの値段したと思うので、わりとガチ目のやつです。
美味しいのはやっぱり左のですが、結構オリーブの香りが強いので、そもそもオリーブが苦手だという人には向かないと思います。
僕も次はまた別のやつのを試してみようと思ってます。
まだこれが自分にとっての最高かはわかりませんからね。
というわけで以上になります。
こんな感じでパッパと作れる料理を少しずつ増やしていって、料理上手になりたいな、なんて思います。
「料理頑張るぞ!」って一念発起して挫折する人って、いろいろ手を出し過ぎなのではないかと思います。
例えばレシピ本を買ってきて、あれもこれも作れるようになりたい、ではなく、まずはこれを極めよう!みたいなところから入るといいんじゃないかな。
楽器とかだって、あれもこれも弾けるようになりたい、ではなく、まずはこれを弾けるようになろう!の方が圧倒的に上達が早いですからね。
そうやってレパートリーを少しずつ増やしていく。
ってなもんで。
次は何を作れるようになろうかな。
完