『UNDERTALE』というゲームで流れる最高の音楽たち
2020/11/01
こんにちは。
ところで『UNDERTALE』はゲーム性・物語が評価されているのはもちろんのこと、音楽も評価されています。
何を隠そう僕が最初にこのゲームの存在を知ったのは「音楽が良い」という情報だったりします。
で、実際にやってみたら本当に良くて、久しぶりに「人の聴かせたいゲーム音楽」だと思いました。
僕が思う「ゲーム音楽」
どうしてこんなにも良いと思えるのかと言ったら、メロディだとかコード進行だとか、音楽を構成する仕組みそのものの良さも然ることながら、やっぱり僕は昔ながらのゲームサウンド的な音使いが良いと思わせるのではないか、などと思います。
と言うのも、前にもどこかで書いたかもしれませんが、ゲーム音楽ってゲームの性能が上がるに連れて、サウンドの質も上がっていきました。
それこそ機械的なピコピコサウンドから、リアルなオーケストラサウンドが当たり前になったし、ギターロック的な生楽器バンドサウンドも当たり前です。
それらは確かに一音楽として良いんだけれど、果たして「ゲーム音楽」というジャンルで括れるかというと、厳密には微妙な立場になってきたのではなかろうか、なんて思ったりもします。
確かにそれはゲームで使われている音楽だけれど、それは果たして「ゲーム音楽」なのだろうか、と。
ゲームってもっと電子的で、ゲームならではの音があるのではなかろうか、と。
そんな風に懐古的な僕は思うのでした。
むかしむかし...
さて、これは単なる前振りではあるのですが、ゲーム音楽に対してそんな風に僕は思い感じている。
そんな僕のゲーム耳に、『UNDETALE』をプレイして最初に飛び込んできた音楽がこれです。
完璧か。
ゲームの為に練られたお話に、ゲームで流れるべき(と感じる)音楽が確かに流れてくる。
なんというか、ああゲームってやっぱりこうあるべきだよな、などと、すっかりおっさんになってしまった僕は、開始5秒でまた思うのでした。
Home
しかしながら、全ての音楽がこういうゲーム的音楽ではありません。
例えばこんな音楽。
打ち込み音源のギターサウンドですね。
それでも「良い」と思わせるのは、ゲーム中のシーンの良さも相乗効果としてあると思いますが、やっぱり音楽そのものの質の高さも(改めて聴いて)うかがえます。
和みますねー。
Heartache
そして最初のボス戦(?)の音楽がこちら。
ゲームとしてのピコピコ具合もありながら、オーケストレーション・バンドサウンドも交えた音楽です。
アツい。
イベントも相まってアツアツにアツいのです。
Snowdin Town
こちらはいわゆる町のテーマ。
FFの植松さんも思い出すし、聖剣伝説の菊田さんもどこか思い出すようなサウンドだなと個人的に思いました。
場面がどこに切り替わっても「ああこの音楽もいいな」「こっちの音楽もいいな」と純粋に思えるゲームって本当に久しぶりです。
NGAHHH!
そしてまたまたアツいバトル。
年甲斐もなく、素直に「え!なにこれカッコイイんだけど!」と思いました。
演出的には段々笑けてくるんですが(笑)、それも含めて好きな音楽。
Another Medium
こちらはとあるダンジョン音楽。
作曲者は天才か何かか?
そんな風に自然と思わせる音楽の幅の広さに脱帽です。
ちなみに作曲者は、ゲームをほぼ一人で完成させたというトビー・フォックス氏。
天才でした。
Undertale
そして極め付けの『Undertale』。
この居心地の良さと温かみと、悲しさと切なさが入り混じるお話の展開・演出に、完璧な音楽構成。
これは「神ゲー」であるということが、心穏やかにここで決しました。
「神ゲー」という表現はあまりにも深みがないので好きではないのですが、それ以外の言葉が見付からない。
Bergentrückung + ASGORE
そして物語はクライマックスへ。
もはや言葉は要らず、聴けばわかるこの格好良さ。
ここからは...
さて、クライマックスだなんて書いたけれど、本当はもっと物語は続きます。
そしてまだまだアツい展開というのは続いていくのだけれど、ここからはぜひ実際にプレイして、物語と一緒に音楽を聴いてみてほしいと思います。
どれもこれも本当に場面に合った良い曲ばかりです。
そして音楽ばかりでなく、登場するキャラクター達を、主人公であるニンゲンを、『UDNERTALE』というゲームをどうぞ好きになってほしいと思います。
おまけ
最後におまけ。
町などにあるお店で流れる音楽も、ドット絵の雰囲気も相まって最高でした。
ああ。
心底、記憶を消してもう一度やりたい。
完