とあるYouTubeチャンネルにとても感銘を受けた話

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最近、YouTubeでこんなチャンネルを見付けました。

 

HDSounDI

 

英語だし、チャンネルの詳しいコンセプトとかはわからないので勝手なイメージなのですが、恐らく(ちょっとだけ動く)一枚絵に音楽を挿入して、各々に世界観をイメージしてもらうような試みなのかなーと思いました。

 

例えば上の動画だったらば、女の子が悲しげな表情で月(?)でたそがれている。

そこに映画『インターステラー』を思わせる悲しげで壮大な音楽がぶち込まれていて、彼女に何があったか、どんなドラマが繰り広げられて、どんな風に物語が展開されていくのだろうか、ということを、この動画を観た人それぞれが勝手に想像できる(宇宙空間に生身で大丈夫なのか?という野暮なツッコミはしないでおこう(いやそれ自体にも意味があるのか))。

 

で、他の動画も大体同じようなものになっています。

初期の方は絵が動かないし、『君の名は。』とか『進撃の巨人』の絵とかも使われていて、果たして本当に僕が感じたようなコンセプトのチャンネルなのか、ということはわからないんだけれど、少なくとも僕はそういうものとして楽しんでいます。

絵による少しの情報に、映画を思わせる音楽を掛け合わせ、想像を膨らませる。

これがとっても楽しい。

そしてそこにある種の芸術性を感じます。

 

例えばこれが音楽だけであったらば、それはただの良い音楽で終わると思います。

絵だけであったとしても、なんかいい感じの絵で終わってしまいます。

でも絵に合わせた音楽が掛け合わさることによって、作品として全く別の物になっているように感じられる。

 

そしてプラスアルファとして、少し動くっていうのも個人的にグッと来るポイント。

ただの静止画と、少し動くのとでは、こんなにも印象が変わるものなのかと感心しました。

 

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僕は、情報は時には隠すことも必要だと思っています。

必要というか、そうすることによって想像する余地が生まれ、より多くの人が楽しめる境地があるように思うのです。

もちろんそういう作品に対して「説明不足」という風な印象を受ける人もいるとは思いますが、僕はそういうのが好き。

 

ゲームで言えば『ICO』というゲームが最たるものでした。

大まかな流れはあるんだけれど、細かい説明がないので、じゃああれはどういうことだろう?どうしてあの時彼女はこう言ったのだろう?とか、プレイヤーそれぞれが考えられるようにできています。

同じ制作チームによる『ワンダと巨像』も似たような印象を受けます。

 

映画で言えば、宮崎駿監督の映画は上手ですね。

『千と千尋の神隠し』とか『もののけ姫』とか、わかりやすいようで実は説明のないシーンがいくつもあったりします。

そのバランスが非常に上手く取れているように思ってて、それが老若男女に受け入れられる理由なのかなーなどと思ったり。

つまり、わかりやすいのが好きな人にも、ちょっと内容について考えたい人にも楽しめる映画だと思う。

 

これが『2001年宇宙の旅』みたいになってくると、いよいよ大衆受けはしません。

映画好きの評価は高いし、世界的にも芸術映画として評価されていますが、一般大衆的かと言えば絶対に違うと僕は断言する(爆)。

個人的にも一映画として楽しむにはちょっと説明が少な過ぎると感じます。

 

ゲームのビジュアルに対する情報にも通ずる話かと思います。

というのも、僕はゲームのグラフィックはスーパーファミコンが至高だったと思うんです。

というか、ある程度細かいドット絵ですね。

ファミコンだと粗過ぎるし、リアル過ぎると想像の余地がなくなってしまう(ポリゴンは論外(笑))。

スーパーファミコンくらいのドット絵だと、何を表現してるかはわかるし、でも描写がリアル過ぎないのでプレイヤーの想像の余地が生まれます。

男のキャラは格好良く、女のキャラは可愛く補完される。

 

僕達人間は、そうやって見えない部分を補完する能力があります。

能力というか、そういう風に考えるようにできている。

マスクをした人が格好良く、あるいは可愛く見えるのは、見えないマスクの下を自分好みに勝手に補完するからです。

アイドルなどに憧れを抱くのも、私生活を自分好みに補完するからです。

 

そんなようなもので、ある程度のリアルなドット絵には、補完の余地がある。

それが物語にもあるであろうと思うわけです。

 

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で、冒頭に戻りますが、先の動画で表現されているようなことは、その想像の余地がバカでかい。

自分好みに、無限に想像が膨らみます。

それが楽しい。

 

「『2001年宇宙の旅』は無限に広がらないのか」

という風に思うかもしれませんが、それで表現したいことの意味が違うので、同じものではないですね。

『2001年~』はあくまでも「映画」なんで。

2時間半以上も映像見せられて「意味がわからない」というのは、いくらなんでも映画としてていをなしてないだろ(苦笑)、というのが僕の印象です。

映像作品ではあるかもしれないけれど、映画としては楽しめない。

まあ映画の定義も人それぞれですけれどね。

 

ともかく、ここで言いたかったのは、絵と音楽で想像を膨らまさせる試みに非常に感銘を受けた、ということでした。

それ自体も面白かったし、試みも面白い。

いいですなー。

 

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