実話系映画が苦手だけれどそれもまた面白い

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そうそう、実話系映画が得意ではない理由がもう1つあります。

何かと言うと

「どこまでが本当で、どこからが脚色なの?」

ということが気になってしまうのです。

 

例えばここ最近だったら、QUEENの映画『ボヘミアン・ラプソディ』が大変話題になりました。

かなり評判も良くて、僕の周りでも「面白かった!」という声が多く、普段あまり映画を観ない人でも「2回観た!」みたいな人もいましたし、僕自身も最後のライブシーンはグッと来ました。

 

けれども、グッと来ながらも

「実際のところはどうなんだべな」

と頭をよぎったシーンが多々あったのです。

出来過ぎた展開に、まあ実際はこうではないんだろうなー、みたいに思うシーンがあったのです。

 

「映画の情報は極力得ない」というような話の時にも書いていますが、僕は映画を見ている間、現実に引き戻されたくないという願望があります。

映画の世界にどっぷり漬かりたい、映画漬けにされたいのです。

けれども、先のような「実際のところは?」みたいな発想があると、やっぱり現実に戻ってしまいます。

 

「そんな細かいこと気にすんなよ」

という人が大半だとは思いますが、僕はなんだか気になっちゃう。

『戦場のピアニスト』とかも、クライマックスシーンは多分ピアノ弾いてないんだろうなーとか思っちゃう(爆)。

 

実話を映画にする場合、映画として成り立たせる為に脚色が入ることには特に疑問は感じませんが、僕個人としては事実は事実として受け止めたいという思いがあります。

だから僕みたいなやつは、映画ではなくて、伝記だとか歴史書だとか、そういう事実だけを述べたような書籍、あるいはドキュメンタリー映画みたいなもので楽しむべきなんでしょうね。

 

つまるところ、実話系映画は僕にとって、映画として楽しませたいのか、事実として出来事を伝えたいのかという点で、どっちつかずなものに感じられるということなのです。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』くらいやってくれれば「映画」として楽しめるけれど、なかなかそこまでやる映画もないですからね。

マーク・ザッカーバーグさんの映画『ソーシャル・ネットワーク』もそれに近いのかな。

あるいはマンガ『キングダム』みたいな感じで、出来事に沿った創作物語、くらいのものであれば気にはなりませんか。

 

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とまあなんやかんや言ってはいますが、その多様性がまた業界の面白さだなーなんて思ったりもするんですけれどね(笑)。

多分また面白そうな実話系があったら普通に観ちゃう。

そして「やっぱ合わないわ」とか思っちゃう(笑)。

でもそれ自体が楽しい。

 

例えばつまらない映画を観たときに「時間の無駄だった」みたいな感想を言う人もいますが、映画好きに時間の無駄な映画はない、というのが自論です。

それは「全部楽しめる」とかいう話ではなく、つまらない映画を観たという事実もまた面白い、という発想でです。

ネタになるという意味でもそうだし、自分の好みを知れるという意味でもそう。

いろいろなものがあって、これは楽しめて、これは楽しめなくて、でもその反対の意見の人もいたりして、芸術って、感性ってわからないものだなーなんて思ったりもする。

多種多様なものに対する、多種多様な意見があって、雑多な世界において、自分はこうだと思える。

 

その営みはきっと楽しいものだと思うから、仮に苦手だという自覚のある映画であろうとも、気になっちゃったら観ちゃう。

そうやって見識を広げていきたいんですよね。

 

だから、どうであろうとも「無駄」という風には僕は思わないのです。

『斉木楠雄のψ難』とかびっくりするくらい酷い映画だったけど(笑)、それもまた良し。

酷い映画を観た、それがまた楽しい。

 

もちろん面白いに越したことはないけれど(笑)。

 

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